海の見える伊勢の山 切間の八と諾炬羅山
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2023年01月19日 (木)~2023年01月19日 (木)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
他1名
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 白滝神社駐車場(10分)鬼ヶ城(40分)白滝神社(20分)稜線(27分)切間の八(55分)諾炬羅山北峰(7分)諾炬羅山(6分)諾炬羅山北峰(31分)林道(30分)白滝神社駐車場
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関は近鉄志摩磯部駅から五ヶ所まで三重交通バスで向かいます。
その先は押淵口まで南伊勢町コミュニティバスがあります。
・車利用の方は国道260号線押淵口から押淵方面へ進みます
①白滝神社の鳥居を過ぎ、少しで駐車地があります
②鳥居まで戻り、小さな沢を渡ると右が白鳥神社、左が鬼ヶ城(標識がある)
③鬼ヶ城は沢沿いの道からすぐに到着し、標識の奥の岩穴で周囲は大岩で囲まれている
④鬼ヶ城の先は背後の岩混じりの細い道を鬼ヶ城を迂回するように登って行きますが虎ロープや鉄板がかけてあります。その先はトラバース気味に白滝神社まで登山道が続きますが、途中の岩場から展望が開ける箇所が数箇所あります
⑤白滝神社からは鳥居手前に切間の八への登山口があります
⑥沢の源流部から尾根にでるときれいな尾根道で途中に近道もあります
⑦切間の八山頂にはベンチがあり、プレート奥に展望が五ヶ所湾の展望が広がります
⑧切間の八から諾炬羅山北峰までは小さくアップダウンする快適な尾根道で草がない樹林帯、最後に北峰へあがる箇所が急坂
⑨諾炬羅山北峰・南峰共にベンチがありますが、北峰は展望が抜群
⑩北峰から急坂の尾根をマイガイ方面に進む、鞍部から先は久々にシダ類が生える登山道で下部は沢沿いになります
⑪林道終点までくると後は舗装路で駐車地に戻ります
- 難易度
感想コメント
数年前、「南伊勢・山歩きガイドマップ」を手にしてから、魅力的なこの界隈の山に興味を抱きましたが、今年はこの辺りの山で屈指の縦走路がある切間の八(きりまのはち・313m)と諾炬羅山(たこらやま・307m)。
この2つの山の麓には鬼ヶ城という鬼が住んでいたと言われる岩場の洞穴があり、「昔ここに一人の賊が住んでいたが、人肉を食べていた事が分かり、酒に酔って寝ているところを土地の人が焼き殺してしまった。」などと言われています。鬼ヶ城巡りをしてから登山口の白滝神社に行けるようになっています。鬼ヶ城の周りは高い岩で囲まれ、滝の雫が落ちてくる洞穴があり、いかにも何かが出そうな暗い場所で居心地がいいわけではありません。ここから白滝神社へも岩巡りのような登山道でロープなどが貼ってあり、整備はされていますが細い道が続、途中で岩場の上から展望が開ける箇所が数箇所あります。白滝神社は白滝権現とも呼ばれ、落差10mの押淵白滝が御神体になっているパワースポットですがここが切間の八登山口になります。
切間の八へはこの滝の上の沢沿いに上がって行きますが、夏場は滝周辺も含めてヒル発生地帯です。稜線ではパンフレットの登山道以外に数本、道があるので方向がイマイチわかりにくいですがとにかく切間の八の文字の方向に進むと尾根の終点に山頂があります。
山頂看板の奥に展望が得られ、やや遠いですが五ヶ所湾が見え、山頂に来てようやく岸壁になっているのがわかる北側には獅子ヶ岳にある風力発電も見えます。
切間の八からは忠実に稜線歩きですが、展望はない草がほとんどない樹林帯で小刻みにアップダウンを繰り返すと、前方にこの辺りでは伊勢の鹿島槍と呼ばれる諾炬羅山が見える展望地がありますが、なかなかどっしりした山容の双子峰の姿がわかります。北峰は展望はありませんが、南峰は奥伊勢特有の海が見える山頂です。ここも切間の八同様に岸壁で囲まれたような山頂で今までの縦走路が見え、なかなか300mの低山には見えない尾根が拝めました。
北峰に戻ってからは急坂で一気に麓集落に下りますが、鞍部から対岸の山並みにも名前がついたピークがあるのが下ってからわかりました。私達はこのまま林道に下って、下山しました。帰りの林道から見上げると両山共に岩岩している山であったことがわかります。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。