奥美濃・残雪の土蔵岳と猫ヶ洞はスノーシュー最適の山

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2023年03月03日 (金)~2023年03月03日 (金)
メンバー
イオンモール各務原店  本田康之
天候
快晴
コースタイム
夜叉龍神社(115分)大タワ(40分)土蔵岳(38分)猫ヶ洞(33分)土蔵岳(28分)P885
(32分)旧303号(34分)夜叉龍神社
コース状況
アプローチ
・車利用の方は国道303号坂内川上から夜叉ヶ池方面の標識に入りすぐに夜叉龍神社
・公共交通機関は養老鉄道揖斐駅から揖斐川町コミュニティーバスが広瀬まであります
 (本数は少ない)

①夜叉龍神社前に駐車場がありますがトイレはありませんので手前の道の駅で済ませましょう
②神社裏手の急斜面を尾根まで登りますが雪がほとんどありません
③尾根に出ると雪がしっかりあり、そのまま尾根をたどりますがマーキングは少ない
④方向が変わりP788mへはやや細い尾根になります。雪が切れていれば枝が邪魔
⑤大タワは台地で土蔵側が山頂で標識が高い位置にあります
⑥大タワ~土蔵岳は下り気味の広い稜線で、東側は雪庇
⑦土蔵岳も雪庇の上が山頂で高い位置に標識があります
⑧土蔵岳~猫ヶ洞はかなり下って、登り返しが結構あります
⑨猫ヶ洞も雪庇の上のピークで稜線には這い上がるのに雪庇崩しがあります
⑩土蔵岳からの下降尾根は山頂から尾根の様子を伺うと良い、少し下ってから尾根が分岐します
⑪P885mに高い位置にマーキングがあり、ここで方向が変わります。尾根を忠実にひろっていくと、左下に段々畑見えますのでそれを見ながら急下降していきますが末端は雪が切れています。最後は旧国道303号にでますが、旧国道は雪が残り、はまりますので歩きにくい
⑫ここは右側へ行き、新303号で夜叉龍神社まで戻った方がよい。
⑬立ち寄り湯はいび川温泉ふじはしの湯が540円(木曜休み:冬季は10:00~20:00)
難易度
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感想コメント

土蔵岳(つちくらだけ・1008m)、猫ヶ洞(ねこがほら・1065m)は伊吹山地北部の江美国境稜線沿いにあり、もうすぐ福井県境に達する位置にあります。このあたりの山は夏道がない山・いわゆる藪山で雪が積もっている時に登れる山ということで、天候を見計らってようやく登れる日がきました。横山岳を絡めて考えましたが、先週の山で雪解けが早かった為に下部で苦労する気がしたので、夜叉龍神社からの周回のみとしました。
夜叉龍神社駐車場は全く雪もなく、神社裏から尾根に出るまで枝に阻まれながら進みますがかなり急で頼りない枝を手がかりになんとか尾根にでます。少し進むと雪が急に増えますが、今日の雪はズボズボとはまる雪でなかなか歩きにくい。前半のヤセ尾根のような箇所では再び雪が消え、藪こきを強いられます。尾根を忠実に登っていくだけですが、小ピークが乱立し、なかなか高度が上がらなかったですが、藪がなくなった時点でスノーシューに切り替え、スピードアップします。大タワの台地で出ると、きれいな雪原でまさにスノーシューロードでこれが土蔵岳まで続きます。大タワからは以前登った蕎麦粒山の尖った勇姿、大きな山容の金糞岳が認識できました。大タワより土蔵岳の方が標高が低いので下りの稜線になりますのでこの区間は変な気分ですが広い尾根が続きます。
土蔵岳からは展望がありませんが、猫ヶ洞方面に進むと展望の良い箇所に出て、烏帽子岳・黒壁などが見えます。ここから前方の猫ヶ洞はかなり下ってまた登り返しがありなかなか遠そうな感じでしたがスノーシューでここもスピードアップ。最後は雪庇を崩して稜線にでます。猫ヶ洞はあまりピークらしくなく、雪庇に囲まれていて、展望もありません。南側に進むと横山岳への稜線がよく見ましたが、これまた遠そうです。
今回は往復ではなく周回するので、土蔵岳から直接、国道に向けて尾根を下ります。所々マーキングがありますが、基本は一本道で尾根はそれほど広くはないですが快適に進みます。P885にもテープで標高マークしてあり、ここまでスムーズでしたが、ここから一気に傾斜が急降下、左下に見える段々畑を目指しながら、忠実に尾根を下りますが、下部は雪切れして藪状態。もう少しというとこでたまらずスノーシューを外し、少しはまりながらも旧303号にでました。あとで気づきましたが、右に右に下ると旧国道にはフェンスがあり下りきれない感じでしたので下った箇所は正解でした。

 
本日の装備(春の低山雪山)
無風で心地よい日ですが、汗だくになるほどではありません
①ウエアー
アウターに関しては(バイレス)雨具持参するもズボンのみ着用
インナーは(フォックスファイヤー)秋冬物長袖1枚、
ボトムスは(マウンテンハードウェアー)3シーズンパンツ1枚

②ギア
登山靴は(ザノースフェイス)コバ付きの3シーズンアルパインシューズ、
ザックは(カンプ)30㍑
末端は雪なしでツボ足でなんとか歩行、雪がしっかりついた箇所から終始スノーシュー。
下降尾根も同様で雪切れするまでスノーシューで粘りました。

フォトギャラリー

奥美濃の山々

夜叉龍神社

最初は藪コキ

尾根に乗ると・・・

ちょっとヤセ尾根

晴天で気持ちが良い

金糞岳

大タワ

快適なスノーシュー

土蔵岳へはスキー場みたい

ノントレイスの中を進んできました

土蔵岳

大タワのなだらかな稜線

猫ヶ洞へ

横山岳に延びる県境稜線

雪庇の上にある猫ヶ洞

土蔵岳へ戻り、下降尾根を見ます

大タワと土蔵岳の稜線

重要なポイントP885

旧国道303号に無事下りました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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