中央アルプス 小黒川本谷
感想コメント
初の中央アルプスの沢へ。
大規模な滝の登攀などはありませんが、花崗岩のきれいな沢です。
序盤に崩壊したあとや倒木のひどい箇所がありますがそれ以外は程よく登れる滝とナメがきれいです。
ツメはハイマツの藪漕ぎ。踏み跡はありますが、多少強引に行くところがあります。西駒山荘の直下に出れました。
標高差は1500m程あり、非常に充実します。
登山口は 桂小場登山口。
林道終点まであるき、踏み跡をたどると堰堤があります。左に階段があり、巻くことができます。
ここから沢沿いを歩き、適当なところから入渓とします。
初めは広い河原歩き。
しばらく歩くとナメ滝が現れます。けっこうヌルヌルでフェルトを選んで正解です。
その先はまた平凡な様相。
マナイタダラ沢との二俣を右に進むと、連続で8m滝。
左壁を登ります。ここもけっこう滑っています。
2段目は右のクラックからも登れるようですが、私は滝を少し巻くように右の岩登りとなりました。
登攀の核心はこのあたりでしょうか。
また河原歩きがはじまりますが、大きく崩壊している箇所があり、さらには多くの倒木が歩きを邪魔します。
倒木ゾーンが終わると、連続で滝が出てきます。
程よく快適な滝登りができます。
上部に行くにつれきれいなナメがあり、水が冷たく、手がかじかむほどでした。
かなり標高を上げたところで水涸れ。そしてガスの中。
時折見える稜線は近いですが、慎重に踏み跡をたどります。少し強引に藪漕ぎをしましたが、意外とあっさりと西駒山荘直下にでました。
しばし休憩。晴れたらガスったりを繰り返しますが夏山なので仕方ありません。将棋頭山に登り、あたりを散策。
とうとう雨が降り出しました。
そこからは降ったり止んだりを繰り返します。
下山は一般ルートから。
○主なギア
シューズ:キャラバン 渓流タビ
(アプローチ、下山時は)スパルティバ TX2
ヘルメット:エーデルリッド サラテ
その他:キャラバン 渓流スパッツプロⅡ
プロモンテ ネオプレーン 先割れソックス
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。