蕨山~棒ノ折山周回してさわらびの湯へ

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2024年03月19日 (火)~2024年03月19日 (火)
メンバー
単独
天候
曇り
コースタイム
名郷バス停(100分)蕨山(50分)橋小屋ノ頭(80分)有馬峠(50分)日向沢ノ頭(100分)長尾丸山(60分)棒ノ折山(100分)さわらびの湯
コース状況
・名郷、さわらびの湯へは何れも飯能駅からバスが出ています。
・名郷バス停にはトイレがあり有料駐車場もあります。
・1000mを超える場所には雪がまだ多く残っています。トレースの上は踏み固められツルツルなので、チェーンスパイクでも滑ることがあります。トレースされてない雪の上を歩いた方がしっかり踏めて安全に歩けました。
・日向沢ノ頭から長尾丸山はかなりの急登で踏み跡も怪しいです。今回は下りが多かったですが、雪がなくともスパイク装着、ストックの先ゴムを外して歩いた方が安全です。
・棒ノ折山山頂周辺は霜柱が溶けて泥濘だらけでした。今回は滝のない滝ノ平尾根を下りました。木の根が張り出し歩きにくかったです。
・さわらびの湯は18時まで、800円。登山靴洗い場があります。
難易度
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感想コメント

 1月に行った長沢背稜の後半、まだ歩いていない日向沢ノ峰から棒ノ折山までを繋げてきました。今回のコースは未踏の蕨・有馬山経由。朝一で登り始めましたが、ゴールのさわらびの湯に到着したのは夕方の17時。花粉が舞う中、鼻水を垂れ流しながらの厳しい山行となりました。

 飯能駅から始発のバスに乗ること約一時間、山深くなるに連れじわじわ寒さが増してきます。ここ数日は汗ばむ陽気だったのに、寒の戻りのせいでホッカイロが手放せなくなっていました。
 スタートは入間川沿いの名郷バス停から。駐車場もあるので登山客らしい団体もいました。トイレを済ませたら、朝ごはんを食べなから早速林道を歩き出します。早く温まりたかったのでスピードは少し速めに。中腹まで来てやっとフリースを脱ぎたくなりました。
 岩場の多い稜線を歩いていると徐々に雪道になり、蕨山に立ち寄って次の有馬山まで向かう頃には完全に雪で覆われていました。チェーンスパイクを装着するも、しばらくすると雪は無くなり乾いた土の道に。そうかと思えばまた雪。それの繰り返しで面倒になったので、後半は装着せずにそのまま歩き通しました。
 有馬峠まで出ると廃道が平行していて、名栗湖を見ながら雪道をズホズボしました。しばらく進んで再び尾根に乗ると、県境らしく山深い雰囲気に。ここが以前辿った長沢背稜の一部となります。前回は少し吹雪いていたので、その時に比べると雪溶けが進み春らしい雰囲気でした。緑が芽吹いて、草木や土の香りがする長沢背稜を歩きたかったので、少しでも触れることができて満足です。
 
 川苔山とそれに続く奥多摩の稜線を見ながらランチを済ませ、後半の棒ノ折山までを再び歩きます。ここからは先ほどよりも頻繁なアップダウン。ダウンが特に急で、道は消えかけ立ち木を頼ったり、たまに斜面をプッシュしながらクライムダウンしたりと少々手こずりました。ここは東京と埼玉県の境目なのに、人が入らず深山のようです。まさに長沢背稜という感じではないでしょうか。長距離な上、骨の折れる登山道は、花粉さえなければ最高のフィールドです。棒ノ折山までは行く人も多いですが少し歩けば環境が変わるので、興味のある方はぜひ奥多摩方面へも足を延ばしてほしいと思います。

 さて棒ノ折山まで来てみると、良い時間でしたがまだ何人かのハイカーがいました。さすが人気のエリアです。今日は沢コースではなく、さわらびの湯に浸かりたいので直結する滝ノ平という尾根コースを下りました。木の根が張り出し歩きにくい道でした。
 さわらびの湯は遅くまでやっていないので、汗と花粉をさっと流してバスを待ちました。着替えはなかったので花粉まみれのウエアを纏い、再びくしゃみと鼻水に苦しみながら帰宅しました。花粉の季節、早いこと終わってくれると良いです。

 【着用ウエア】
(上)メリノウールベースレイヤー+ミレーのティフォン50000ジャケット。ミレーのドライグリッドフーディーを脱ぎ着しました。
(下)フォレストワードローブのサーマルストレッチバンツ
まだしばらく寒そうなので山では重宝しそうです。

【使用ギア】
スパイクはカンプのアイスマスターライト。シューズは長距離低山歩きに便利なスポルティバのTX5ローカット、泥跳ね防止にイスカのスパッツを着用しました。

フォトギャラリー

埼玉と東京の中間部・長沢背稜(都県境尾根)の日向沢付近。日が当たらないところはまだ白いです。

名郷バス停近く。蕨山登山口。

川を少し渡渉します。

稜線は岩がゴロゴロ。

たまにロープが垂れています。

有馬山から秩父の武甲山が見えました。

雪がじわじわ出てきます。

アップダウンの繰り返し。

有馬峠。使われなくなった道路が走ってます。

膝下まで潜りました。

稜線に出ると彼方に雪の山が。日光白根山かな?

有馬山稜にはこんな橋も。

県境に到着しました。ここでお昼!

なだらかで日当たりも良く気持ちいいです。

あとは棒ノ折まで...と思ったらまた雪に阻まれました。

歩いてきた稜線。右から蕨山、有馬の峰々。

馬酔木の花が咲き始めていました。

棒ノ折山に到着。桜はまだ先のようです。

下りに使った滝ノ平尾根。木の根が張り巡らされてます。

さわらびの湯で閉店まで寛ぎました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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