雨の日こそ沢登り 奥多摩・真名井沢

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2024年07月11日 (木)~2024年07月11日 (木)
メンバー
山の先輩
天候
雨/曇
コースタイム
駐車スペース
コース状況
・ダートな林道をとりがや橋まで行くと駐車スペースあり。林道の始まりにはゲートがあるので手動で解錠しました。
・左の斜面の崖崩れを過ぎると魚止めの滝まで間もなく。右壁を登りますが少し滑るのでロープ出しました。
・左に古い水溜めがある先には6m滝があります。ガバが多く登れそうでしたが、かなりのシャワーで上部が良く確認できず左の崖から巻きました。
・広葉樹に杉が混じってきたら沢から上がり、左の急斜面を詰めると赤杭尾根に出ます。
難易度
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感想コメント

 外岩予定がこの日も雨。雨でも平気な軽めの沢を探したところ、行きついたのが水量はほどほどで登れそうな滝が多めの奥多摩の真名井沢。ガイドブックには初心者同士でも入れる手軽な沢とありました。沢や岩の初心者向きルートというのはあまり信用しませんが、滑ってもシャワーでも頑張って乗り越えられる滝がほとんどで、巻いても難しいところはなく落ち着いて楽しめる沢でした。

 雨はそれほどひどくなくポツポツと当たる程度。増水の心配もなく安心して入渓しました。ワサビ田や堰堤を越え、落差のある滝も難なく越えていきます。雨天でも水温は割りと高めで、寒さを感じることなく快適に遡行できました。
 核心の魚止めの滝は少しぬめりそうな予感がして、ロープを出しました。沢用に買った60mのダブルロープを半分にカットしたもので久しぶりの登場です。あまり使っていなかったので新品のようにピカピカなロープ、これからボロボロになるまで使い倒してあげなくては。
 足場は滑りましたがしっかりガバはあるので、立ちこむよりは手で登る壁でした。いつもは足をうまく使えず手だけでしがみいてしまうくせに、この時は手もうっかり離してしまいズルズル落ちてしまいました。まさか落ちると思っていなかった先輩も、ロープにテンションがかかりびっくりだったそうな。
 登りきったところで休憩したら、さらに先の滝へ。今回は寒さ対策をしっかりしたので、頭から水を被っても、手から入った水が背中を通ってお尻へ流れても、水の冷たさに怯むことはありませんでした。

 倒木が増え乗越すことが多くなってきたら、そろそろ沢は終わりです。広葉樹の中に杉が目立つようになれば、登山道目がけてしんどい登りが始まります。蒸し暑い日だったので、不安定な道なき道を踏ん張りながら登るのはきつかったです。
 斜面が緩やかになると間もなく登山道に合流。登山道の有り難みを感じる瞬間です。解放された喜びも束の間、今度は駐車スペースまで下降するというのです。素直に登山道を歩けば楽に下れるのに。あまりに急だったので、ロープでカウンターラッペルしながら下りました。長いロープでなくとも10m前後の長さがあれば木で折り返して安全に下降できるので、バリエーションや単独登山の場合にはロープも必要な装備の一つだと思います。
 泥んこになりましたが無事に下りてきました。前回休みだったもえぎの湯はこの日営業していたので、一目散に奥多摩駅方面へ。泥と沢臭い体をゆっくりと癒してから帰宅しました。

【服装】
雨が降っていたので上はレインウエアを着用。前回の反省を踏まえてシャワーに叩かれても寒くないよう、アンダーはファイントラックのウォームを着ました。
【仕様ギア】
ロープは今回もダブルの30mで。登攀の他、下山中にガレた斜面を下るときはカウンター下降しました。

フォトギャラリー

魚止めの滝。ぬめる~と思った瞬間つるっと滑りました。

使われていないモノレール。ワサビ運搬用だったのでしょうか。

いくつかある堰堤の4つ目を越えたら入渓。

この滝は右壁をへつって。

蛙さんがいて癒されました。

どの滝も右から取り付きました。私は敢えて水線から。

左の谷が大きく崩れています。この先に魚止めの滝が。

使われていない集水装置を過ぎるとまた滝です。

ここは朽ち木を利用して登りました。

杉林を登ります。急なので落ちても止まるように木に沿って登ります。

バイル忘れたのできつい。

さてさて今度は下降します。

泥んこで降りてきました。

もう一回沢に入って泥を落とします。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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