初夏の北飯豊 頼母木山・朳差岳
- 投稿者
-
日下部 友哉
さいか屋横須賀店
- 日程
- 2024年06月13日 (木)~2024年06月14日 (金)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ◾️1日目
奥胎内ヒュッテ(40)足の松尾根取付(135)水場分岐(75)大石山(40)頼母木小屋(20)頼母木山(15)頼母木小屋
行動時間:5時間25分
累積標高:+1616,-429m
歩行距離:10.7km
◾️2日目
頼母木小屋(30)大石山(70)朳差岳(60)大石山(40)水場分岐(85)足の松尾根取付(35)奥胎内ヒュッテ
行動時間:5時間20分
累積標高:+668,-1953m
歩行距離:12.8km
※()内単位:分
- コース状況
- ・足の松尾根は松の根がすごく、特に下りは足元注意。一部岩場もあり。
・頼母木山へは一部雪渓があるが軽アイゼン等不要。
■気温
7:30 奥胎内ヒュッテ 20℃
12:15 頼母木小屋 22℃
3:30 テント内 10℃
6:50 朳差岳 15℃ 風あり
- 難易度
-
感想コメント
久々の飯豊連峰。初めて来た時は秋の飯豊縦走で、川入〜大石ダムで歩きました。今回2回目は北飯豊。奥胎内ヒュッテから足の松尾根で稜線に上がり、頼母木小屋でテント泊、そして頼母木山・朳差岳へ。
奥胎内ヒュッテから林道を歩き足の松尾根へ。足の松尾根と言うくらいで松の根がすごく、序盤の登山道はほぼ松の根に覆われています。松ぼっくりもいっぱい落ちていました。一部岩場もあったりとなかなかテクニカル。下りはちょっと大変そう。。。ヤマツツジ、ヒメイワカガミ、ツバキ、オオカメノキ、イワウチワ、マイヅルソウ、タニウツギなど咲いていました。
稜線近くになってくると左手に鉾立峰が見えてきました。振り返ると二王子岳が。やっと大石山に到着。頼母木小屋へ向かいます。稜線のハクサンイチゲはほんの少し残っている程度でチングルマが咲き始めていました。やっぱりちょっと遅かったですね。飯豊のオアシス「頼母木小屋」に到着。暑くてすぐに小屋に引いてある水をいただきます。冷たくておいしいですね。頼母木小屋は水の心配がほとんどないのが良いです。少し小屋前で休憩してから頼母木山へ。一部雪渓がありましたが軽アイゼン等は不要。頼母木山付近はイイデリンドウやチングルマ、シラネアオイ、ミヤマウスユキソウ、ハクサンチドリなど咲いていました。ヒメサユリの蕾が膨らんでいてもう少しで咲きそうでした。
小屋泊者は少数でしたがテント泊にしたら、夜は風が吹き荒れて、落ち着いて寝れませんでした…
6月は日の出が早く4時前には空が明るくなります。目の前は雲海。雲海から太陽が出てきました。テント装備を撤収して出発。2日目は鉾立峰を通過して朳差岳まで行って、飯豊連峰の景色を堪能します。風は朝もまだあり、歩き出しは少し寒いくらい。登山道脇の草木の朝露で足元が少し濡れます。大石山まで戻ってきて朳差岳方面へ。鉾立峰への登り返しがきついですがベニサラサドウダンに癒されます。少々アップダウンあり朳差小屋が近づいてきました。バックパックを置いて朳差岳へ。北側は月山、朝日連峰、小さく鳥海山も見えていました。飯豊連峰は残雪と緑のコントラストが素晴らしいです。
名残り惜しいですが下山します。登りでは見逃していましたが水場分岐付近にサンカヨウが咲いていました。やはり下りの足の松尾根は大変でした。なかなか気が抜けません。最後は途中まで林道歩きしていましたが奥胎内ヒュッテのタクシーに運良く乗せていただき、駐車場まで乗せてもらいました。ありがとうございます。ちょうど6月14日から営業開始のようでした。
遠いけどやっぱり来て良かった飯豊。どこから登るにしても大変ですが、稜線の景色は素晴らしいです。またハクサンイチゲが満開の頃にリベンジします!
■レイヤリング&ギア
TOPS:
①メリノスリーブレス
②メリノフーディ
③MILLET/THROUGH WARM CREW
④Rab/Phantom Pull-On
⑤化繊インサレーションジャケット:就寝時
1日目歩き出し①。稜線に上がったら①②。
2日目歩き出しは風が強かったので①②③④。太陽が昇ったら①②。
BOTTOMS:
①AXESQUIN/Ventilation Pant(横浜西口店では取扱い無し、藤沢店で取扱い有り)
②ファイントラック/エバーブレスフォトンパンツ
③OCTAのタイツ:就寝時
GLOVES:
①ファイントラック/メリノスピングローブ
②AXESQUIN/W2P Light Shell Trigger Mitten
2日目歩き出しに①着用。
SHOES:LA SPORTIVA/TX4 MID GTX(旧モデル)
SOCKS:Darntough/Hiker Micro Crew Midweight with Cushion
BACKPACK:45Lバックパック
CAMERA BAG:PAAGO WORKS/FOCUS M
TREKKING POLE:LEKI/BlackSeries Micro Vario Carbon(旧モデル)
HEAD LAMP:Petzl/ACTIK CORE & milestone/MS-G2
TENT:1kg以下の軽量テント
SLEEPING BAG LINER:SEA TO SUMMIT/THERMOLITE REACTOR(旧モデル)
MAT:THERMAREST/NEOAIR UBER LITE S & evernew/FP mat 100
SLEEPING BAG COVER:SOL/ESCAPE Bivvy
■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照
2024年6月13日12時
2024年6月14日9時
◾️咲いていた高山植物
左上:ヤマツツジ、左下:ヒメイワカガミ、右上:ツバキ、右下:オオカメノキ
左上:イワウチワ、左下:マイヅルソウ、右上:タニウツギ、右下:サンカヨウ
左上:ミヤマキンバイ、左下:シラネアオイ、右上:イイデリンドウ、右下:チングルマ
左:ハクサンコザクラ、右上:ベニサラサドウダン、右下:ハクサンチドリ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。