白毛門沢
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2024年09月14日 (土)~2024年09月14日 (土)
- メンバー
- 山仲間
- 天候
- 晴れ→曇り
- コースタイム
- 駐車場(30分)ハナゲの滝(40分)白毛門沢出合(120分)タラタラのセン(40分)大岩(30分)スラブ帯(90分)白毛門山頂(180分)
- コース状況
- ・白毛門の駐車場からすぐの橋を渡ってから入渓しました。
・ハナゲの滝はキャニオニングツアーで有名な場所です。入渓が遅いと混むこともあるそうです。
・白毛門沢は途中で左の支沢に入ります。そのまま進むと東黒沢です。
・ハナゲの滝、タラタラのセン全て右岸に巻き道あり。
・沢はナメが多く苔もありフェルト推奨、上部の岩稜地帯はラバーが登りやすいです。
- 難易度
感想コメント
夏も冬も年間通して登り甲斐のある白毛門。今回は登山道の東を流れる白毛門沢を遡行してきました。
入渓は駐車場からすぐの橋を渡ってから。シルバーウィーク初日なので、白毛門をピストンするハイカーだけでなく、馬蹄形を一周するトレイルランナー、キャニオニングを楽しむ団体な様々な人たちがいました。
9月に入り寒さを気にしていましたが、腰まで浸かることはあっても冷えは感じませんでした。傾斜がきつい場合は、高巻きしても苦労することなく戻れます。ただ時々アザミや薔薇のようにトゲトゲした何物かがいて、それらを躱すのに必死になりました。
巻いてばかりいてもつまらないので、緩やかなナメ滝は水線突破で。一回滑ると思うとやはり滑ってしまい、掴んだガバを離すまいと手ばかりに力が入ります。もう少しスマートに越えたいのに。お助けロープが垂れてきましたが頼らずに何とか突破しました。
顕著な目立つ大岩の後ろを通過ししばらく行くと滝は細くなり、ジジ岩ババ岩聳えるスラブ帯に突入します。白毛門の一般道も谷川連峰の中では急登なだけに、当然バリエーションの登りも急できついです。難しい登攀はありませんが、ハイステップを手足を使ってダラダラと300m近く。午後から天気が崩れガスが立ち込めてきたので、景色が霞む代わりに体力を消耗せず済みました。
何とか山頂にたどり着いて一安心。あとは一般道を下るだけですが、こちらも長く、豪雪地帯ならではの大きな段差を下るため楽ではありません。スタートが遅かったせいもあり、結局ヘッデン下山となってしまいました。
沢の後はひとっ風呂が欠かせませんが、休日のせいか谷川岳周辺の日帰り温泉施設はどこも閉まっており仕方なく沼田方面へ。ちょうど花火大会をやっていたので、夜空に舞う大輪を眺めることができました。
夏の沢はそろそろ終了です。残りわずかの沢シーズンですが、寒さ対策をしっかりして紅葉の沢登りも楽しみたいです。
【装備】
○シューズ 渓流/KR-3XR(ラバー)
登りも下山もこのシューズ1本でした。
○ザック ミレー/プロライター30+10
○ハーネス ブルーアイス/コーカスプロ
【ウエア】
○アンダー ファイントラック/ドライレイヤークール
○ベース ミレー/クータイウールクルー
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。