日本二百名山 東洋一の大雪庇・守門岳

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2025年03月27日 (木)~2025年03月27日 (木)
メンバー
イオンモール各務原店 本田
他1名
天候
晴れ
コースタイム
除雪最終地(104分)保久札小屋(100分)大岳(22分)網張(80分)守門岳(95分)藤平山
(55分)大池山(91分)除雪最終地
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はありません
・車利用は国道290号高倉から県道407号・347号で除雪最終地へ

①最終除雪地はどんつきの川沿いに5台分のスペースがありますが、それがいっぱいならば、Uターンして路上駐車するしかない
②最終除雪地の上は雪の台地になり、しばらくはショーカットしながら県道沿いを歩く
③県道を離れる地点からは広い尾根が続きます
④長峰は認識できなかったですが、その先埋まって屋根が出た保久札小屋がありました
今回は保久札小屋より前でスノーシューを装着しましたが最初からでもよい
⑤大岳までは広い尾根
⑥大岳は標識は埋まっており、広い台地で雪庇のコンタクトラインがわかりにくい
⑦大岳~網張は急な雪面なので、スノーシューよりワカンの方がよい
⑧網張~袴岳間はできる限り雪庇の右側を歩きます。樹林があるのでコンタクトラインはわかりやすい。
⑨青雲岳も標識は出ていません
⑩袴岳に守門岳の標識があります
⑪袴岳からの下降尾根もわかりやすく、尾根も広いので危険個所は下部までありません
⑫藤平山からは二重に尾根がありますが、まっすぐ樹林帯をつっきります
⑬夏山では通らない大池山のナイフリッジは短いですが雪質の状態では緊張するでしょう。この前にアイゼンを装着した方がよいです
⑭大池と下池の間で一旦、尾根に登り返しがあります
⑮最後は西川沿いの林道にでます
⑯立ち寄り湯は浅草岳温泉が600円(11:00~17;00)
難易度
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感想コメント

守門岳(すもんだけ・1537m)は新潟県の魚沼地方にある日本二百名山の一つで240万前〜170万年前に活動した安山岩質の成層火山である。この山は西側より大岳(おおだけ)、青雲岳(あおくもだけ)、最高峰の袴岳(はかまだけ)の三つのピークで構成され、冬季はこの3峰に形成される大きな雪庇が有名です。
今回は天候が安定するこの時期に「東洋一の大雪庇」を見たくて、遠征してきました。
土日は特に、平日でもわずかな駐車場を確保するために早朝に到着する必要があり、早めに名古屋を出発した為、5台限定の最適スペースを確保できました。
この駐車スペースたる最終除雪地の前に雪の壁があり、いきなりここから雪上歩行になります。登山客はもちろん、スキーやスノーボードの方もいますが、最初からスキーシール・スノーシューを装着している方ばかりでしたが、朝は締まっているので最初の休憩まではツボ足で進みました。途中、今から向かう雪がたっぷりの守門岳が遠くに見えて、雄大さが実感できます。今回は左周りの周回コースをとりましたが、トレースは残っています。長峰経由の長大な尾根は広い尾根で危ない所は全くなく、迷うこともありません。背後には越後の山々、特に上部の進行方向は真っ白の広い雪面といつもと違った雰囲気です。最初のピーク大岳は特に広い雪原ですが、先には大きな雪庇が控えているはずです。この山頂からも大雪庇は見えますが、鞍部の網張へ下る途中からの光景がすばらしい。網張への下降は急で雪解けも進んで穴が開いているところも多く、スノーシューでは歩きにくいならば、外した方がよさそうです。
網張からは雪庇に沿って登り返していきますが、横から見ると確かに大きな雪庇で崩れかかっているのがまた怖いですのでできる限り離れて歩きます。青雲岳はどこにあるかわからずそのまま通過し、なだらかな尾根沿いの袴岳に到着。ここは標識がでており、正面にこれも雪がたっぷりの飯豊方面の雪山が見れ、改めて壮大さがわかります。
ここから長い長い下降尾根です。この尾根も前半は広い尾根で危険個所はありません。午後にかけて雪がぐさってきていて、スノーシューを外すと埋まりそうなのでそのまま装着。藤平山まではなんとなく尾根をだらだらと下って行く感じで、ここから尾根が複雑になって行きます。疲れてきたころに夏はパスする854m大池山のナイフリッジ尾根がでてきます。標高も低くくなり、雪解けがすすんでいてナイフリッジが崩れている上に穴も開いていますのでここはアイゼンかツボ足が良いです。
ここを越えても傾斜も緩くなるものの長々と尾根が続き、どの辺を下っているのかわからなくなってきます。向こう側に朝に歩いた尾根、下部に西川が見え始めて、終わりが近いことがわかります。西川沿いの林道に降り立ち、やっと帰ってきたと実感しました。
駐車地に下ると、車両はほぼなく、さすがスキーヤーは早かったです。
結構、時間がかかりましたが、存分に雪山を楽しめました。
 
 
①ウエアー(残雪期の低山)
インナーは(フォックスファイヤー)長袖Tシャツ (GORETEX)ウィンドストッパー長袖
アウターは(バイレス)GORETEX雨具
ボトムスは(マウンテンハードウェアー)3シーズンパンツ に(バイレス)のGORETEXレインパンツ

②ギア
登山靴は(ノースフェイス)ヴェルトS4K グレイシアGORE-TEX、
ザックは(カンプ)30㍑、
スノーシュー多様、アイゼンは使用せず、場合によってはワカンの方が歩きやすいかも
ピッケルは持参も使用せず

フォトギャラリー

東洋の大雪庇

除雪最終地の駐車スペース

雪で埋まった林道を歩きます

雪たっぷりです

まだまだ長い

保久札小屋

樹林帯を抜けました

とにかく白い雪原

越後の山々

もうすぐ大岳

大岳から中津又岳方面

東洋の大雪庇

袴岳(守門岳)までもう少し

守門岳到着

烏帽子山方面は厳しそうな稜線

下降尾根

長大な下降尾根

守門岳を振り返ります

藤平山

最後の方で大池山のナイフリッジが出てきます

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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