八ヶ岳 横岳(積雪期) 敗退
- 投稿者
- 梅原 操
- 日程
- 2012年03月07日 (水)~2012年03月07日 (水)
- メンバー
- 千葉パルコ店 梅原
- 天候
- 曇り ときどき 晴れ
- コースタイム
- 登り:海ノ口自然郷⇒【35分】⇒貯水池⇒【60分】⇒2200m地点⇒【90分】⇒2480m地点
下り:2480m地点⇒【60分】⇒2200m地点⇒【35分】⇒貯水池⇒【25分】⇒海ノ口自然郷
- コース状況
- 今回引返した地点までは、特に危険な箇所はありませんでした。
樹林帯の中は狭い木の間を縫うように歩く場所も多く、テープをたよりに登ります。
登り始めると平らな場所や休憩に適した場所はほぼありませんので、自分で平らな場所を作って休憩しましょう。
- 難易度
感想コメント
日帰りで登れそうな雪山、今回は八ヶ岳の横岳にチャレンジ。ルートは杣添尾根です。
地図を見ると稜線に出る三叉峰までは、無雪期の歩行時間で3時間15分。南八ヶ岳の主稜線に出るには最も短時間のルートですが、積雪期には特に人があまり入らないようなので、登山道の状況や雪の量などにより横岳まではたどり着けないかもと思いなが出発。
歩き始めは富士見岩遊歩道を歩きます。アップダウンはほとんどありませんが雪が深く、地図だと20分で着く貯水池まで35分もかかり、先行きに不安が。
貯水池を過ぎると登りが始まるのですが、ひたすら樹林帯の中を進みます。
歩き始めてすぐに「これは厳しい」と感じました。前日と当日はかなり気温が高かったせいか雪がゆるんでいて、足が埋まってぜんぜんまともに歩けない…。突然膝上まで埋まって前のめりに転んだり、腰まで埋まってもがいたりと。立ち止まって息を整えてると、突然踏み抜いたようにズボッとその場に埋まることも。
雪の水分が多いので、深く埋まるとなかなか脱出できずに体力と時間ばかり消費してしまい、なかなか進めませんでした。
標高が上がれば雪も固くなって歩きやすくなるだろうという希望を抱きつつ登っていたのですが、状況は変わらず。樹林帯が少し開けて富士山が見える地点で休憩。
ここまで約3時間かけて標高は約700mしか上がってなく、稜線まではまだ約400mあり。残り時間と下りでも苦労することを考えて、ここで引返すことにしました。
帰りは下る勢いがあるので、何度も雪に足が突き刺さりましたが無事に下れました。
深くゆるんだ雪道の歩きづらさを痛感した山行でした。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。