八ヶ岳山麓スーパートレイル

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投稿者
新宿西口店 新井康之
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日程
2010年10月28日 (木)~2010年11月04日 (木)
メンバー
新宿西口店 新井康之
天候
台風~晴れ
コースタイム
10月28日・・・雨・小淵沢駅23:07着~甲斐小泉駅0:05
       歩行距離(5km)

10月29日・・・晴れ・甲斐小泉駅5:45~立沢集落9:30~美濃戸11:30
       ~龍神池14:00~石遊の湯16:00~蓼科湖17:30
       歩行距離(41km)

10月30日・・・雨・蓼科湖7:30~八子が峰11:00~白樺湖12:00
       ~車山肩14:00~白樺湖16:00
       歩行距離(27km)

10月31日・・・雨・白樺湖7:00~八島湿原9:30~白樺湖12:00
       ~蓼科牧場13:15~御泉水13:30~大河原峠15:00
       ~双子池16:30
       歩行距離(33km)

11月1日 ・・・晴・双子池6:30~雨池7:30~八千穂高原自然園9:30
       ~国道299分岐レストハウスふるさと10:30~稲子湯分岐11:40
       ~八峰の湯13:00~松原湖13:30~稲子湯16:00
       歩行距離(36km)

11月2日 ・・・晴・稲子湯7:00~県界尾根分岐13:00~野辺山駅16:00
       ~平沢峠17:00
       歩行距離(34km)

11月3日 ・・・晴・平沢峠7:00~飯盛山8:00~千が滝9:30~美し森12:00
       ~天女山14:00 
       歩行距離(16km)

11月4日 ・・・晴・天女山7:00~観音平12:00~甲斐小泉駅15:00
       ~小淵沢駅16:00 
       歩行距離(24km)
コース状況
コメント欄参照
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感想コメント

南北に長~く連なる八ヶ岳連峰。

その山麓、おおむね標高1500mラインをぐるっと周回する
【八ヶ岳山麓スーパートレイル】というフットパスをご存知でしょうか?

全長200kmを超える長大なこのフットパスは、まだ設定されてから一年ほど
しか経っておらず、あまりご存じない方も多いかと思われます。
実際に調べてみても、スルーハイクした方の情報も少なく、詳細が良く判らない
というなんとなくワクワク感の高い存在です。

そんな【八ヶ岳山麓スーパートレイル】。

秋もすっかりと深まった10月末、一週間の休みを頂いて一気に歩いてみました。


ルートとしては、車道・林道・山道が交互に配置されていて飽きずに歩けます。
ただ、整備状況はまだまだ途上といった感じです。

一番の問題は標識・道標類の頼りなさ。
たまに小さな短冊くらいの大きさの標識が付いているだけで、曲がるのかまっす
ぐなのか、さっぱり分かりません。
付いていない曲がり角があたりまえ、といった感じです。
GPSで現在位置が出せないとミスコースを連発するでしょう。
それでもルートが見つからずにショートカットした部分もあったくらいです。

逆にルートファインディングの楽しみは、充分に有りです。

装備は一日あたり30km以上の移動がノルマでしたので、かなり軽量化して
テントはインナーフレームツェルト、シュラフもサマーシュラフでがんばって
みました。・・・もちろん雨は漏りましたし、寒かったですけれど。。

反面、食料品は途中にスーパーやコンビニがほとんど無いため、無補給でも通
せるように充実させました。
実際に途中に商店はありましたが、満足な補充は2箇所のAコープくらいでし
かできない感じです。

更なる軽量化を考えるなら、消耗品は途中の郵便局留めで郵送しておくという
手もあるでしょう。

ビバークポイントですが、基本的にルートのほとんど全てが国定公園か個人の
私有地なのでキャンプ指定地(キャンプ場や山のテント場)以外のビバークは
できません。
やむをえない場合でも、あくまでハイカー個人の良識と責任が問われます。

このあたりの問題がうまく解決できるかどうかが、同じようなフットパスが今
後も発展していけるかどうかのカギといえるでしょう。

フォトギャラリー

全行程にわたり紅葉が見ごろでした。特に唐松林は圧巻!

小淵沢に深夜着の初日は、甲斐小泉駅まで歩いてステーションビバーク。定員一名の快適空間でした。

本当にまっすぐな信玄棒道をゆく。道端の石仏が往時をしのばせます。

スーパートレイルの道標。ただのパウチなので外れてしまっているのか、あまり役に立たない。

台風の中、八子が峰へ。無人のヒュッテアルビレオが静かにたたずんでいた。。。

蓼科山登山口の休憩舎。ビバークによさそうだが、今日はもっと歩いておきたい。

これまた誰もいない大河原峠。雨も本降りです。。自販機のホットドリンクがしみわたります。

双子池テント場。雨が小止みになるまでしばし待機。今日はここでビバーク。

やっと晴れた。小海リエックススキー場の上部からは奥秩父の山々が。。

淡々とした車道歩きも新しい町に入ると、ちょっとうれしい。

最高にウォーカーズハイな一瞬。

のどかな小春日和の田園の中を松原湖へ向けて下ってゆく。

松原湖集落の小径。遠く望む八ヶ岳主稜には、うっすらと雪が。

小さな集落をつなぐ、小さなつり橋。

谷あいの小さな温泉宿、稲子湯。後半へ向けて今日はここで英気を養う。素泊まり5000円。

清里・宮司の滝ちかくで。黄金色に輝く川面にしばし見とれる。

八ヶ岳横断歩道は適度なアップダウンがあって快適に歩けるシングルトラック。もう少しでこの旅も終ってしまう。。

日中は行動食ですが、朝晩はすべて自炊。ワンバーナー・ワンディッシュ、ハイカロリーで楽しくおいしくをモットーに。

テントはインナーフレーム式のツェルトを使用。快適な一夜のためになるべく屋根下を探す。

ついに戻ってきてしまった甲斐小泉駅。。でも次の電車までは一時間以上。小淵沢まで延長戦決定です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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