冬の石鎚山(日本百名山)/愛媛県【四国山地】
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2010年02月22日 (月)~2010年02月23日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ロープウエイ山頂成就駅⇒(30分)石鎚神社成就社⇒(120分)夜明峠⇒(90分)弥山・石鎚神社⇒(20分)天狗岳⇒(200分)ロープウエイ山頂成就駅
※歩行時間のみ表記。
- コース状況
- 山頂まではたっぷりと積雪状況。冬季は鎖場は迂回して通行しますが、迂回路は足元注意です。
アイゼン・ピッケルに代表されるしっかりと雪山装備が必要です。
ワカンも状況によってはあれば便利です。
- 難易度
感想コメント
西日本最高峰の石鎚山の冬レポートです。
日帰り可能な山ですが、今回のテーマは“ビバーク訓練”、ツエルトにて一夜を過ごしてみました。
山の景色は一面真っ白で、樹氷など見所たっぷりな登山となりました。
当日は天気もよく、かなりコンディション的にはよかった方だと思います。ピッケル・アイゼンを駆使しながら順調に高度をかせぎ、西日本最高峰に登頂成功でした。
夜は避難小屋(二の鎖小屋)付近でツエルトにて就寝。二の鎖小屋は壁がない風の通る東屋風なところでしたが、ツエルトで思ったより快適に寝れたので、訓練第二弾で、続けてツエルトの外でグランドシートを広げ寝袋に入り耐寒訓練で寝てみました。
当日はマイナス12度でしたが、冬山の厳しさを肌で感じれる経験となりました。
そして、その夜中に普通では人が歩かない時間帯に自分をうかがう気配と登山靴の足音がリアルに聞こえたので「とうとう出会ってしまった…」的な感じで、しばし身の毛もよだつ時間が続き恐怖体験。
翌朝は昨晩のお陰でテンションの低いまま、御来光を見ようと再度ピークを登りました。
ここで御来光写真をうかがうカメラマンの方と出会い恐怖体験のカラクリがようやく理解。ほっと安心でした。
景色も素晴らしいですし、雪山のステップアップにオススメの名山です。
ロープウェイで上がれる気軽さの反面、本格的な登山道が続くので、行動時間こそ短いですが、しっかりとした冬山装備での入山がオススメです。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。