ぎふ百山　揖斐の天狗山

天狗山（てんぐやま・1149ｍ）は揖斐川町坂内地区にあるぎふ百山の一つですが、雪がある時にしか登れないいわゆる藪山です。ルートとしては道の駅夜叉ヶ池の里・さかうちからの南東尾根と横山ダム側からの北東尾根がよく使われているようです。
今回は道の駅夜叉ヶ池の里・さかうちから、黒津山まで周回をするつもりで出発します。道がない山なので、まずは上ヶ瀬798ｍピークを目指して、末端は傾斜が緩そうな所を探して、ひたすら登ります。思ったより沈まない雪であった為、しばらくツボ足で動物のトレースを追いながら、進みます。時々、赤マーキングがあり、地図を見ながら、進むも、だんだん沈んできたので、途中でスノーシューを装着。ましにはなったものの、少しは沈みます。なんとか上ヶ瀬798ｍまでたどり着くと、正面に天狗山の勇姿が見えました。尾根上は雪が少ないのか、ヤブが邪魔するのと、右側は雪庇もどきがあり、穴が開きそうで苦労します。しかし、上ヶ瀬まで登ってきた時より明らかに楽な雪質でスピードアップ。とにかく沈まそうな部分を探して登って行きます。途中から背後に伊吹山地の稜線が見えますが、昨年登った小津権現の尾根とそっくりでした。天狗山山頂は台地上になっていてやや広いですが、どこが山頂かわからず、うろうろしていたら、高いところにプレート跡らしきものを発見しました。山頂は小津三山側は切り開きがあり、展望が効きますが、他は樹木に遮られ、あまりよくはありません。
まだ10時前なので、黒津山へ向かおうとしたら、コンパスを落としていることにきずいて、晴れているとは言え、道がない山なので残念ながら戻ることにしました。
結局、上ヶ瀬手前のヤブで発見しましたが、ここまで下ってきたら戻る気にもならず、スノーシューで足早に下りました。下りはスノーシューのお陰で縦横無尽に適当に下ることができ、早かったです。

①ウエアー（冬の低山）
気温-5度と肌寒いが無風な為、樹林帯を抜けると暑いです
インナーは（アイスブレーカー）半袖Tシャツ （ゴアテックス社）長袖シャツ
ボトムスは（ミロ）3シーズンパンツに（バイレス）雨具GORETEXパンツ



②ギア
登山靴は（ノースフェイス）ヴェルトS4K グレイシアGORE-TEX、
ザックは（オスプレー）35㍑、（MSR）スノーシュー、（DMM）ピッケル持参も使用せず