日帰りで行く!六甲~丹生山系縦走57kmコース!!

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投稿者
上田
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日程
2012年04月05日 (木)~2012年04月05日 (木)
メンバー
WEBプラス店 上田
天候
曇り・晴れ・雷
コースタイム
神戸電鉄・鈴蘭台駅03:30~菊水山(459m)04:24~鍋蓋山(486m)05:12~摩耶山(702m)06:39~六甲山(931m)08:40~湯槽谷山(801m)10:23~高尾山(739m)10:39~アザミ谷(442m)12:31~金剛童子山(565m)13:17~花折山(574m)13:47~稚子ヶ墓山(596.5m)14:33~帝釈山(586m)15:35~丹生山(515m)16:08~シビレ山(465m)16:28~神戸電鉄・栄駅18:20
コース状況
六甲山エリア:よく整備されており、危険箇所は少ないです。
        ただし階段の道が多く、膝への負担が多い気がします。

裏六甲エリア:沢沿いは悪路・難路が多く、道の識別能力、読図能力も必要。
        ガイドマップの破線ルートは経験者以外は避けた方が良さそう。

丹生山エリア:全体的に整備されており、危険箇所はシビレ山の周辺ぐらい。
        階段がほとんどないので、膝に優しい山道です☆

WC:六甲山上は約10kmごとにあります。
   裏六甲は無し。
   丹生山系は神社のが使えそうでした。
水場:六甲山上には自動販売機がたくさんあります。  
    丹生山では鰻ノ手池近くに自販機有り。
難易度
Google Map

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感想コメント

2週間前に丹生山系縦走路を40km歩いてみて、まだまだ歩けると感じた私…。
そこで目をつけたのが、すぐ南側にある六甲全山縦走路!

今回はこの2つの山脈のおいしい所を切り取って繋ぐ57kmのロングトレイルを設定し、一日で歩いてみました。

朝3時半、神戸電鉄・鈴蘭台駅を出発。住宅街を抜け菊水山の麓に向かう。暗闇の中、ヘッドランプで足元を照らして登山開始。暗くて
景色の見えない夜間でもGPSは現在地を教えてくれるので、分岐で迷うことなく山頂に到達。六甲全山縦走路に入り鍋蓋山へ向かう。

階段の道を下っていると突然ヘッドランプが消え、周囲が真っ暗に…。スイッチを何度か押すが点灯せず、縦走を中止すべきか悩む。
「夜道は地面から空に透かして見るとよい」と古武術の伝書「正忍記」に書かれていたのを思い出し、しばらく這うようにして進むが、
下り坂では流石に辛い。携帯電話の灯りの元で電池を入れ直したりガンガン叩いたりする内にヘッドランプが復活し縦走を再開!!

鍋蓋山に着く頃には空が白み始めたので、灯り無しで先に進む。市ケ原への下りで行動食を食べ、摩耶山の登りに備えておく。
稲妻坂の途中で日の出を迎え、天狗道を一気に登り切り山頂に到着!全山縦走路の標識を追いながら、しばらく舗装路歩きが続く。

凌雲台からの階段道は膝への負荷が大きいので、ストックを使って体力を温存させながら歩く。菊水山から4時間15分、六甲山の山頂に到着!
全行程の3分の1である20kmを踏破したご褒美に「梅干おにぎり」を歩きながら食べる。

白石谷は冬場にアイゼン履いて登るには良いが、下るのは神経を使う山道である。設置されたロープを使って岩場を下り、幾度も沢を
渡り、先日の突風で倒れた木を乗り越えたりと、湯槽谷峠まで悪路・難路が続く。尾根道に出て湯槽谷山から高尾山へ抜け、仏谷を
下り、逢山峡で舗装路に合流。東山橋を渡り、ホテル街、住宅街を通って、神戸電鉄・神鉄六甲駅へ。

神戸電鉄・大池駅の手前まで車道歩きが続き閉口する。大池聖天の石碑で右折し、住宅街を数分歩いて左折、住宅脇の階段を上ると、
再び登山道に復帰。山なのに三角点の名が「アザミ谷」という不思議な山頂を経て、丹生山系縦走路に合流。鰻ノ手池に向け、南西に
向かう。

池から舗装路を進むと、ゴルフ場脇から金剛童子山に入る。道が分からず前回はヤブコギしたが、10mほど進んだ所で右に曲がる道を発見!
それを辿ると15分ほどで山頂に到着。出発から約10時間、まだ先は長い…。

花折山まで舗装路を歩き、柔らかい山道に戻ると歩きやすくなった気がする。稚子ヶ墓山からの下りの安定した所で、たっぷり行動食を食べ、
水分を補給しておく。少し舗装路を歩き帝釈山への登りに入ると、倒木や落枝が大量に散乱していて結構歩きにくい。15時半すぎ、帝釈山に到着。
12時間歩き続けたご褒美に「地面に座って」10分間の休憩をする。

丹生山に近づくにつれて道の荒れ具合は酷くなり、巨木が根から倒れているのを見て自然の力の凄さを感じていると、突然遠くで雷鳴が轟き始め、北の空がどんどん暗くなってくる。自然の脅威から逃げるため最後のピークであるシビレ山への山路を走り、山頂から一気に南側の斜面を駆け下りる。

雷鳴が聞こえない地点まで脱出後、GPS見たら最高時速12.6kmを記録!衝原湖の湖畔に下山後、50分歩いて神戸電鉄・栄駅に到着。日没前に終了点に到着できホッと安心ドッと疲れが出る。15時間で57kmを踏破したご褒美に「椅子に座って」電車で帰宅!!

長かった~っ!!!

移動距離:56.93km  移動時間:13時間12分  停止時間1時間35分  移動速度:4.3km/h

◎思いっきり歩きたい方にオススメです (^_^)/~

フォトギャラリー

六甲山頂で宙に浮く男!

菊水山登山口

夜間ナビゲーション中

菊水山からの夜景

夜明けを迎える

摩耶山の山頂裏

白石谷の悪路を行く

難路の標識

湯槽谷山

猪ノ鼻滝を上から見る

大池聖天への石碑

三角点名「アザミ谷」

鰻ノ手池

帝釈山からの眺め

倒木地帯を突破!

ゴールは湖のまだ先

迫りくる雷雲

写真中央が菊水山

栄駅

移動距離56.93km!!!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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