奥秩父　両神山（日向大谷～清滝小屋コース）

【感想】
早起きして大好きな両神山へ。第一駐車場はすでに満車。少し戻って第二駐車場へ。
（ちなみにさらに手前に第三駐車場もあります）
そういえば今まで登っていて初めて第二駐車場にとめたけど、こっちの方が広くて気持ちいいかもしれないな。
登り始めに何人か登られている方とすれ違う。
「こんにちは～！」
やっぱり今年は例年よりだいぶ寒いらしく、登山道には殆んど花も草も生えていない。日差しのあるうちにカサカサ落葉の気持ち良い日向道をぐんぐん進む。（ここの谷間は曇ると一気に真冬なみに気温が下がります）清滝小屋はここ何年かずっと休業中。鍵はかかってなくて、避難小屋としては開放されているけれど、基本的には休憩時に利用。小屋の外のトイレを改装中でした。アカヤシオの季節にはきっと気持ち良いトイレができているかな。
清滝小屋を過ぎて、産泰尾根を上がり、２つ目の鎖場あたりから状況が一変。
アイゼン無いとかなり危険な箇所が何箇所か出てきた。地図で北側斜面になるところは殆んど道全体に厚い氷が張り付いていて、おそらくまだしばらくは簡単に解けずに残りそう。
「う、わ…」
今回登っていた方たちの中でもここで引き返す方も多かったようで、この先は結局いつもの平日なみに静かな山歩きに。バランスを崩さないようにそ～っと通過。山頂は晴れていたけど、じっとしているとちょっと寒い。薄手のダウンを羽織って丁度良いくらい。ささっとお昼を食べて清滝小屋まで下りるとそこは日向の別世界。人が沢山。みんなちょうどお昼タイムらしくて賑やか。和やか。
「ふわぁ～」
緊張して悪路を通過した直後だっただけに、思わずホッとする。
この後は登山口までゆっくりのんびり下りる。
登山口手前の、いつも落石が多い箇所。カラカラ音がするので手前で止まって待っていたが、なかなか小石の落石が止まらない。上を見てみるとカモシカが。
「おぉ、お食事中」
こっちを見て、キョトンとしている隙に通過。ほ。良かった今日も無事に下山できた。
駐車場に下りると白いフワフワした物が舞ってきた。
「雪！」
どうやら上空は相当強い寒気が流れ込んでいるようでふもとに下りるまで、お天気雪。
冷えた体を「薬師の湯」であっためて帰宅。春山はもうちょっと先かな。
我が家のチビ怪獣（甥っ子）にお土産で買った苺が大好評！うしし、これでまた心置きなく好きな事に没頭できる（かな？）

【情報】
■Ｒ１４０から両神村への分岐の直後にあるトイレはいつもとても綺麗に管理されています（冬でもちゃんとウォームレット着いてる素敵なトイレです）登山口まではそのあと３つほど公衆トイレがありますが、小さいので、混む季節は早めに済ましておくといいと思います。ちなみにここにも登山届けのポストあります。
■今年はまだ登山道に沢山氷が残っています。必ずアイゼンを持っていってください。
■清滝小屋は休業中です。食べ物・水などが補給できる所はありません。（登山口の駐車場に飲み物の自動販売機有り）
■日帰り温泉「薬師の湯」火曜定休　６００円　道の駅施設内です。あったまりますよ～！
■薬師の湯、道路挟んで向かい側にある「イチゴファーム」のイチゴは味が濃くて甘くて絶品。秩父の特産品はどれもとっても美味しくておすすめです。
■車で東京方面へ帰られるなら、定峰峠を越えてのんびり帰るのもいいです。峠の真西に両神山が綺麗に見えます。定峰峠は桜の名所でオススメです。