槍ケ岳 北鎌尾根

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年08月30日 (木)~2012年09月02日 (日)
メンバー
天候
くもり のち雨、ガス
コースタイム
<1日目>上高地→(225分)槍沢ロッジ→(195分)水俣乗越→(120分)ヒュッテ西岳
<2日目>ヒュッテ西岳→(75分)水俣乗越→(210分)北鎌沢出合→(270分)北鎌のコル→(45分)天狗の腰掛手前ビバーク
<3日目>天狗の腰掛手前→(150分)独標→(210分)P13→(240分)P15ビバーク
<4日目>P15→(90分)槍の穂先取り付き→(165分)槍ヶ岳山頂→(30分)槍ヶ岳山荘→(360分)上高地
コース状況
水俣乗越から北鎌沢出合までは、明瞭な道がついていますか、急斜面で歩きにくい道です。北鎌沢出合からは、右俣を登っていきますが、大岩がゴロゴロしている急登です。基本、沢の分かれは右をとっていきますが、一箇所左に入るところがあり注意が必要です。最近、大天井ヒュッテの方により☓印がつけられていました。また左俣との分岐が最後の水場となります。
独標以降は、ほぼどのピークも明瞭な巻き道がついていますが、巻きすぎないように、また稜線にどこで戻るか考えて巻いたほうがいいと思いました。ガスが出ていたこともあり、今回は独標とP14以外は基本的に稜線を進みました。
最後のチムニーは、ザックを下ろして右側から1人登り、ロープを出しました。このチムニー以外はロープなしで通過できました。
難易度
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感想コメント

天気の回復を待つため、西岳ヒュッテに一泊して日をずらしたものの、結局ほぼガスと雨の中での行程となり、苦戦を強いられました。
また私達は体力不足で1日で山頂までぬけることが出来ず、もう1泊尾根の中でビバークするはめになりました。
このコースはエスケープルートもないため、アプローチも含め充分な体力が必要だと痛感しました。天候に恵まれた状態で、体力、経験、事前のリサーチともに充分な準備をしたうえで、ぜひ挑んでいただきたいと思います。登頂したときの達成感は、苦労が消し飛ぶ大きなものでした。

フォトギャラリー

大曲から水俣乗越への登りです。

水俣乗越。ここから急な斜面を下ります。

この沢を北鎌のコルにむけて登ります。ケルンがいくつか積んでありました。

右俣と左俣との分岐。

ここは左の沢を行きます。

北鎌のコルに到着。

北鎌のコルより少し行ったところで、この日はビバークです。

独標までは、このような尾根が続きます。

独標の巻き道。

独標のチムニーは横から登れます。

P11

P11と穴の空いた岩のピークの間から下りてきました。

P13。このあたりも稜線を進みます。

P14の手前の白くガレたピーク。

P15にある「諸君頑張れ」のレリーフ。P15を過ぎたところで、二度目のビバークをしました。

槍の穂先の取付きに向けて。最後は岩のゴロゴロしたところを進みます。

槍の穂先の取付きにきました。あともう少しです。

最後のチムニー。右側から登りました。

山頂に到着!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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