九州最高峰 秋晴れの宮之浦岳縦走♪
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年11月19日 (月)~2012年11月20日 (火)
- メンバー
- 天候
- 快晴!!
- コースタイム
- 19日 淀川登山口(50)淀川小屋(110)小花之江河(15)花之江河(50)投石平
(95)栗生岳(15)宮之浦岳(105)第2展望台(50)新高塚小屋
歩行時間:8時間10分 休憩時間:1時間35分 行動時間:9時間45分
20日 新高塚小屋(70)高塚小屋(105)大株歩道入口(60)楠川分れ(55)辻峠
(10)太鼓岩(10)辻峠(40)白谷小屋(45)白谷雲水峡入口
歩行時間:6時間35分 休憩時間:1時間55分 行動時間:6時間35分
- コース状況
- 特に危険箇所はありませんが、森林限界を超えたあたりから岩場の上の濡れた箇所が凍っていますので転倒に注意が必要です。
また小花之江河・花之江河の木道も霜が降りて非常に滑りやすくなっています。
数箇所、ロープを使って岩場を上り下りする所がありますが、岩のフリクションは良く、滑りません。
縄文杉~大株歩道入口の間は「これでもか!!」と言うくらい木道が整備されていましたので、登山の感覚だとかえって歩きにくいです。
辻峠~太鼓岩は反時計回りで一方通行になっています。
トイレ事情はかなり改善が進んでいるようで携帯トイレブースも増えていました。
淀川登山口のトイレは昨年立て替えられて簡易水洗となり照明も付いていました。
新高塚小屋のトイレは従来のトイレの他にトイレが2つと携帯トイレブースが1つ新設されていました。
新高塚小屋以外の小屋も含めてねずみが出没します。
食料は物干し用のロープ等につるすよう注意書きがありますが、ロープを伝ってきて齧られることもあるようです。
臭いが出ないように厳重にビニール等にくるんだ上でザックの中に収納した方が良さそうです。
私は寝ている時にねずみに顔を踏まれました・・・
- 難易度
感想コメント
1ヶ月に35日雨が降ると言われる屋久島で雲ひとつ無いピーカン晴れに恵まれました♪
思い起こせば6回目の屋久島にして初めての宮之浦岳縦走です。
今回は淀川登山口から登り、九州最高峰の宮之浦岳を経て新高塚小屋で1泊。
2日目は朝の静かな縄文杉との対面を楽しみ、下山は太鼓岩を経由して白谷雲水峡へと欲張りコースを満喫してきました。
屋久島らしい森から森林限界を超えると広大な景色が待っています。
空はどこまでも青く澄み渡り、ヤクザサの緑の中に色んな表情の巨石が迎えてくれます。
巨石がいつ語りかけたり動き出したりしてもおかしくないような不思議な空間です。
最高峰の宮之浦岳からは360°の大展望!!
歩いてきた縦走路や屋久島第2の高峰、永田岳をはじめとする周りの山々。
海の向こうには種子島も見えました。
いつまでものんびりしていたい気分でしたが、ここから目指す避難小屋までまだ3時間ほど歩かないといけません。
森林限界から森の中に入り、1時間ほど下ると新高塚小屋に到着。
内部は2段になっており、屋久島最大の避難小屋です。
収容人数は60人ほどと言われていますが、ゆったり泊まれるのは30人までくらいです。
一番乗りで「貸切か?」と思いましたが、最終的に25人ほど。ほぼ満員に近い状態でした。
おかげで夜もとっても温かく過ごせました。
朝はガスに包まれていましたが、日の出と共に晴れてきて朝日を浴びる縄文杉とご対面。
ココも一番乗りで誰もいない静かな時間を楽しみました。
枝の根元が枯れてきており、落ちる危険があるので、残念ながら展望デッキは半分以上が立ち入り禁止となっていました。
枝が落ちてしまったら、縄文杉の立ち姿も変わってしまうんでしょうね。
さて、縄文杉からの下山ルートは木道に次ぐ木道の連続。
5年前に来たときより、さらに整備が進んでいました。
もう少し自然な状態でもいいのではないかと思いますが、オーバーユースの状態を考えると、自然保護のために必要なのかもしれませんね。
楠川分れでトロッコ道とは離れて白谷雲水峡へ。
晴天時に外せないのは太鼓岩。
この日も雲ひとつ無いピーカン晴れで絶景でした。
白谷雲水峡は原生林コースを通りたい所でしたが、お迎えの時間もあるので楠川道を下山。
白谷雲水峡の入口に着いたときには思わずみんなで「バンザイ!」と叫んでしまいました。
今回、初屋久島の3名は寝袋を背負っての縦走も初体験。
にもかかわらず、全行程ほぼ計画通りにトラブルも無く歩ききることが出来ました。
頑張って歩いたメンバーと、最高の天気をプレゼントしてくれた屋久島に感謝感謝です(^^)
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。