Mt.キナバル(ボルネオ島マレーシア領)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年02月09日 (土)~2013年02月10日 (日)
メンバー
天候
雨のち晴れ
コースタイム
一日目
ティンポホン・ゲート-(360分)-ラバン・ラタ・レストハウス

二日目
ラバン・ラタ・レストハウス-(270分)-ロウズ・ピーク-(150分)-
ラバン・ラタ・レストハウス-(260分)-ティンポホン・ゲート
コース状況
道はよく整備されており、ガイドさんも付くので迷うことはまずないでしょう。
熱帯地域なので、麓はジャングルになっており、蒸し暑いです。雨も多く降るので、雨具は必携となります。
3500m付近から上は岩場になり、濡れているととても滑りやすいので注意しましょう。頂上付近の夜はかなり冷えます。夏の夜の富士山頂にいる時と同じくらいの防寒着は必要でしょう。
下りも長く、また階段の段差が大きいので、ストックはぜひあった方がいいです。
日本人を含む登山客がかなり多く、登りも下りも同じ道を通るので、登山道はしばしば渋滞します。予想以上に時間がかかると思っていた方がいいでしょう。
私は高山病にかかりやすい体質ですが、ガイドさんもゆっくり歩いてくれた上に(渋滞のせいもありますが)、小屋に一泊したので、症状も最小限に食い止められました。富士山に問題なく登れる方なら、キナバルの山頂に立つことは難しくないと思います。
難易度
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感想コメント

一日目のジャングルの中では終始雨に降られましたが、二日目は見事に晴れ、頂上からの景色は素晴らしいものでした。広大なジャングルや麓の町、海もよく見えました。また、夜は満天の星空で、赤道直下のため、いつもより星が大きく見えたことや、北半球では見えにくい南十字星が見えたことに感動しました。
植物も豊富で、大小様々、色とりどりのランの花や、食虫植物であるウツボカズラなどが見れました。この豊かな自然を、いつまでも皆で大切にしていかなければといけないと、心に強く刻まれた山行になりました。

フォトギャラリー

1500m付近の山麓から見たキナバル。

ティンポホン・ゲートから出発です。

鬱蒼としたジャングルの中を通っていきます。程なくして雨が。

外国人向けに作られているのか、階段の段差が結構大きいです。

食虫植物、ウツボカズラ。甘い匂いで虫をおびきよせます。

降りしきる雨。このような休憩所が所々にありますが、雨のために屋根の下は混んでます。

ラバン・ラタ・レストハウスが見えてきました。ここで休んで、真夜中に山頂を目指します。

深夜2時頃、出発です。雨は止みましたが、濡れている岩場地帯に入っていくので、スリップしないように。

3600m付近にあるサヤサヤ・ハットです。ここでIDを見せて通行許可をもらいます。

やった、山頂!ではありません。日本人登山客が多いためか、富士山頂の標高を示す看板が建っていました。

朝焼けに浮かぶドンキー・イヤーズ。キナバルには20以上のピークがあるそうで、その中でも特徴的な形をしたロバの耳。

美しい日の出を迎えました。

徐々に標高を上げていきます。

キナバルの最高地点、ロウズ・ピークが見えてきました。

やりました!大学時代の友人、I君と歓喜の記念撮影です。

セント・ジョーンズ・ピーク(4090m)。登りたくなるような形をしてます。

ロウズ・ピークを背に、下山します。地形が複雑で風が当たらない箇所もあるため、ある程度太陽が昇ってしまえば、それほど寒く感じませんでした。

森林限界を下に越えて樹林帯に入り、下方に見えているラバン・ラタ・レストハウスを目指します。

長い長い森の中の道を、一歩一歩下っていきます。

ティンポホン・ゲートに戻ってきました。ガイドさんと記念撮影。お疲れ様でした~!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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