福寿草の鈴ヶ岳~日本庭園の御池岳~ボタンブチ(鈴鹿山脈春のハイキング)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年05月04日 (土)~2013年05月04日 (土)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 鞍掛トンネル西登山口→(20分)→鞍掛峠→(50分)→鈴北岳→(50分)→御池岳→(20分)→ボタンブチ→(20分)→御池岳→(40分)→鈴北岳→(30分)→鈴ヶ岳→(30分)→鈴北岳→(50分)→鞍掛峠→(15分)→鞍掛トンネル西登山口
- コース状況
- ■鞍掛トンネル西登山口~鞍掛峠~鈴北岳
登山口から鞍掛峠までは結構キツイ登り。
鞍掛峠から少し登った樹林帯にカタクリが咲いています。
この時期はちょっと遅めな感じです。
樹林帯を抜けると景色がきれい。
■鈴北岳~日本庭園~御池岳
日本庭園はこの時期、枯れたシダの葉っぱが覆いかぶさっていて、あまり綺麗じゃありませんでした。
天気が悪く、視界がないときは道迷いに注意。
■御池岳~ボタンブチ
御池岳直下はバイケイソウの群生地。
山頂付近はニリンソウが咲いています。
特に危険箇所はありません。
■鈴北岳~鈴ヶ岳
鈴北岳から大きく下り、鈴ヶ岳へ向かって登り返し。
ルートは不明瞭。
視界が悪い時は注意。
鈴ヶ岳の北面、西面に福寿草が大群生している
- 難易度
感想コメント
昨年の12月から雪山登山が続いていました。
八ヶ岳・天狗岳に始まり、雲取山、年末年始の鳳凰三山縦走、八ヶ岳・赤岳、藤原岳、伊吹山、唐松岳、恵那山、そして仙丈ヶ岳。
5月に入り暖かくなってきたので、久しぶりに雪のない山を、ということで大好きな鈴鹿山脈へ。
暑くなって山ヒルが出てくる前にたくさん歩いておきたい。
軽いザックでまったりと雪のないハイキング。
天気が良さそうなので御池岳へ。
昨年の6月に訪れた時は天気が悪く、楽しみにしていた日本庭園はまったく視界がなく。
そのリベンジです。
三重県側のコグルミ谷を登ろうと思っていましたが、災害のため、国道306号線は鞍掛トンネルで通行止めということ。
というわけで、トンネルの西側から登りました。
鞍掛峠を経て鈴北岳へ。
ザックが軽いのでとても快適。
ペースがぐんぐん上がります。
樹林帯を過ぎると、とてもいい景色。
振り返ると霊仙と伊吹が見えますね。そして琵琶湖もきれいです。
鈴北岳から日本庭園へ。
苔が生い茂る景色を楽しみにしていましたが…、う~ん、思っていたほどキレイではありませんね。
枯れたシダが苔のじゅうたんを覆ってしまっていて、苔の緑の美しさが出ていません。ちょっと期待はずれ。
時期が悪いのかなぁ。
また来よう。
鈴鹿山脈全体に言えることですが、あまり道標が整備されていません。
そして、怪しい踏み跡がたくさんあります。
したがって、道に迷いやすい…
今回も日本庭園で道に迷い、道らしきものがあったので、それを進んでいくと途中で途切れ、GPSと地図で何度も自分の位置を確かめながら御池岳へ向かいました。
どうやら古い道を歩いていたようです。
御池岳の周辺はコバイケイソウの大群生地。
花が咲くと綺麗だろうなぁ。
6月~7月ごろらしいです。
この頃は山ヒルも出てきていそうだなぁ。
御池岳からボタンブチへ。
とても広い平地が広がっています。
ぼーっとしていると道をロストしてしまいそう。
ボタンブチからの景色はなかなか良いです。
そこから御池岳を経て、鈴北岳に戻り、鈴ヶ岳へ。
鈴ヶ岳。
メインルートから外れているために訪れる人も少なく、道も荒廃ぎみですが、驚くべき景色がありました。
まさに「人の行く裏に道あり花の山」。
鈴ヶ岳の北面、西面に驚くぐらいたくさんの福寿草が群生しています。
これはなかなかきれいです。
そして、もう一つ春の花が咲いていました。
カタクリです。
上品な紫色とピンっと裏返った花びら、そしてうつむき加減の佇まいがとても美しいです。
今月末から来月にかけては同じ鈴鹿山脈の鎌ヶ岳でシロヤシオが楽しめそう。
予定に組み込んでおきます。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。