籠の塔山★☆star light tour!☆★
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年08月14日 (水)~2013年08月14日 (水)
- メンバー
- 天候
- ☀のち☁
- コースタイム
- 高峰温泉(60分)→池の平湿原入口(30分)→雲上の丘(30分)→池の平湿原入口(50分)→東篭の塔山(60分)→水の塔山(50分)→高峰温泉
- コース状況
- 東籠の塔山~高峰温泉間の稜線上に一部切れ落ちたガレ場有り。また、滑りやすいザレ場では足元に注意が必要です。
- 難易度
感想コメント
「わぁー!流れたーーー!」
その時、空を見上げていた宿泊客達の間から一斉に歓喜の声が上がった
満天の星屑が散らばる夜空の中、パノラマの半分を駆け抜けるかの様に、大きな流星が一筋の尾を引いたのだ
ここは浅間山のすぐ側に位置する、高峯高原 ランプの宿
ここにやって来る事になった経緯は、千葉パルコの小川さんの提案
「流星群を観に行きませんか?」
その声に、いつしかあれよあれよと参加メンバーが加わり、最終的には5店舗総勢7名のスタッフが集まった
これだけ沢山の店から集まるなんて
翌日は登山も計画しているけれど、今回の目的はあくまでも星空観賞会
テントでも山小屋泊でもない(笑)
木の香り漂うボンヤリとランプと暖炉の柔らかい光が灯る宿で食事と温泉を堪能すると、夜は宿の主人の解説付きの星空観賞会が始まった
瑞穂店の清水さんいわく
「ドラム缶かと思った!」(笑)巨大な天体望遠鏡で、土星のリングや月のクレーターを観察したり
夏の大三角形である織姫の淡いブルーの輝きや白鳥座の瞳に目を奪われたり
北斗七星は実は北斗八星だった、なんて事に驚いたりもした
ららぽーと横浜店の阿部さんが持ってきてくれた一つの双眼鏡を皆で覗き込む
肉眼では見えなかった、天の川の小さな星屑に皆おおはしゃぎ!
けれど、そんなキャアキャア賑やかだったメンバーも、次第に口数が減っていく
… … … 。
目が闇に馴れる程に見えてくる星の数が増え、光のシャワーとなって降り注ぐ
もう言葉なんて、必要無かった
全員で同じ空を見上げ、それぞれが、それぞれの想いやロマンを空に託していた
「感動したなぁ。涙は出ないけど。笑」
そんな東久留米店の梅原さんの言葉に、皆が一斉に笑った
そうして名残惜しむかの様に、星降る高原の夜はふけて行った
早朝
夜更かしして寝不足な体に活を入れ何とか起きる
清水さん「で、今日はどこ登るんだっけ?」
小川さん「今日はもういいんじゃないかなー」
梅原さん「このままあと一泊したいなぁ」
藤岡さん「‥‥‥」←起きてるふりして寝てる?
阿部さん 不在 ※お土産買い出し中
竹内さん「じゃ・皆さん行ってらっしゃい!」
皆好き勝手言いたい放題やりたい放題…一体ホントに何をしに来たのだろう(笑)
宿の人にチェックアウトをうながされしぶしぶ?身支度を整え外に出る一行
けれどいったん外に出てみれば
「めっちゃイイ天気!!」
目がさえる様な青空に足取りの重かったメンバーのテンションも上がる♪♫
スタートは1時間程の林道歩き
退屈かと思いきや、道路脇にはすでに沢山の花・花・花で目を飽きさせず、写真撮影にワーキャーと盛り上がる(おかげでスタートからなかなか進まない)
林道歩きにもそろそろ飽きてきたという頃に、湿原の池の平に到着
ここまでは車でもアクセスできる事から、すでに観光やハイキング客で賑わっていた
その賑やかな列の中に、私達一行も加わる
木道や石畳のハイキングコースを、一列に連なって歩く
まるでプチ登山学校だ☆どうしよう、めっちゃ楽しい!!(≧▽≦)♫ワクワク
雲上の丘を経て湿原の鏡池へ
ここが火口だったなんて
レールの様に敷かれた木道の下に広がる湿原
ああ、ここでのんびりとお茶でもしたいね(by小川さん)
存分に花を愛でた後、籠の塔山へ
山と高原地図には「籠」と記されているけれど、本当の名前は「加護」なんですって。(竹内さん)
ふぅーん
そんな風に聞いたら、なんだか神様の御加護がありそうで、登らせてもらえる事にありがたさを感じて来た(⌒▽⌒)
山頂まではあっという間のハイスピード登山!(途中急坂を走っていた様な…)
振り返るとなるほど、先程までいた池の平が昔火口であった事を納得させる様な景色が広がっていた
トンボの群れが風になびく山頂でお腹ペコペコの一行はお昼ごはん
皆で食べるからより美味しい♪(私はだいぶ人のごはんをつまみ食いしてましたが…)
ごはんの後はデザートを食べたり、お昼寝をしたり、たっぷりと思い思いの時間を過ごした
下山は高峰温泉方面へ
大きく削られた斜面や滑りやすいザレ場等、一部歩きにくい箇所もありましたが、ゆっくり歩けば大丈夫
緑の深い山並みを眺めながらの空中散歩は、それはそれは夢見心地
それと同時に日が傾き始めると、ああ、もうすぐ終わってしまうんだなぁ…
と、ちょっぴり切なくなる。
楽しかった二日間の思い出を十分に噛みしめると、スタート地点の高峰温泉に到着
「みなさん、どうもお疲れ様でしたー!」
と、全員で輪になって一礼☆
アルプスやテント泊みたいに、すっごい山行をして来たわけではないけれど、この日の思い出は確かに皆の心に焼きついた(それとも私だけ?)
時には、こんなゆるゆる山旅もいいじゃないか♪
流星群を見ようの会は、次回も続く…?☆★☆★
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