東丹沢 本間沢遡行 ~ 連瀑をグングン登る秋の沢 (早戸川支流)

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
伊藤 岳彦
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2013年10月14日 (月)~
メンバー
単独行
天候
コースタイム
本間橋(90分)核心部トイ状大滝上(90分)本間ノ頭(60分)本間橋
コース状況
■ 早戸川林道は舗装路ですが、落石注意です。
■ 本間橋付近に幾つか路駐スペースがあります。
■ ヒルの被害はありませんでした。
■ 沢靴はステルスの方が便利だと思われます。
■ 巻き道は比較的明瞭なので、濡れずに滝を越えていくこともできます。
■ 下山の右岸尾根には目印が多数ありました。
難易度
Google Map

より大きな地図で 本間沢 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

丹沢主脈の中心である丹沢山から北東に延びる尾根上には、太礼ノ頭・円山木ノ頭・本間ノ頭という三つのピークがあり、丹沢三峰(みつみね)と呼ばれます。
本間沢は、そのうちの東端に位置する本間ノ頭を源頭に、早戸川に注ぐ急峻な沢で、短いながらも急勾配の滝が多く懸かり、充実した滝登りが楽しめる初級の沢として知られます。
なお早戸川の位置する「東丹沢」は、谷太郎川や中津川流域と同じく、梅雨時から秋口にかけてヤマビルが多く発生するので、初春と晩秋が遡行適期とされます。

そろそろ丹沢にも紅葉が訪れようとしている10月の連休最終日、今までヤマビルを懸念して足が向くことのなかった東丹沢での静かな沢登りを楽しんできました。
幾分退屈な大石ゴーロ歩きもありますが、核心部のゴルジュにはトイ状の大滝がかかり、なかなか見応えがあります。
大分水温は低かったですが、大きな釜のへつりなどはないので、あまり気になりませんでした。
階段状の側壁などもあるので、濡れないように遡行することも可能です。
多くの滝を水流沿いに登ることができるので、次の遡行に向けてのよいトレーニングになりました。
駐車スペースから遡行3時間、登山道下山1時間くらいで廻ってくることができるので、午後の入渓でも充分時間的に余裕があると思われます。
このような1本をもっておくと、ちょっと体を動かしておきたいときに重宝するものです。

フォトギャラリー

本間沢は手頃な滝の多い東丹沢入門の沢です

堰堤を数基越え、適当なところで入渓します。あまりテンションが上がらないどんよりとした渓相です。

最初の滝らしい滝10m。

水流沿いを軽快に登っていきます。

多くの滝を越えていきます。

大岩のある滝が幾つかあります。

左の斜滝をシャワークライミングします。

核心部ゴルジュのトイ状大滝。夏なら突っ張りで登ると面白そうです。

ゴルジュ上部を塞ぐ10m美瀑。

核心部を抜けたところで、一休みしました。

小さな淵がありますが、かなり水温低めです。

8m大滝は水が冷たいので、左岸を巻きます。

上流部の連瀑帯

苔むす渓相のなか、さらに上流へ

最後は涸れ沢を登ります

視界の効くガレ場を強引に詰め上がります

ツメ上部から裏丹沢を望む

本間橋に戻ってきました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

横浜西口店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部