白山　晩秋の一日～観光新道・砂防新道～

白山の登山口に通じる道路も一度降雪があると閉鎖されるため、そろそろ無雪期の別当出合からの登山も終盤。数少ない快晴のチャンスに出掛けてみました。別当出合の駐車場で車の温度計で３度、山頂はかなり寒いことを覚悟して出発する。観光新道は霜柱があちこちにあり、晩秋に相応しい景色です。室堂は静まり返って室堂センター、トイレ等も閉鎖され冬支度は万全といったところ。山頂に到着した時は快晴で雲海が広がり、遠くに、剣岳、立山、北アルプスの峰々が見え、別山方面に雲がかかっている景色が広がって久々に感激しました。が、さすがこの時期の２５００ｍ級の山頂の風は冷たく、強いものでした。薄手のソフトシェルグローブでは少し指先が痛くなり、久々に口や鼻がこわばる感覚に雪山のシーズンが近いことを実感しました。天気はこの後急変し、室堂へ下山中に、先程山頂から見た雲に覆われ、別当出合までは曇り空のもと歩くことになりました。この時期この標高の山にお出掛けになる皆様は防風性の高いグローブ、ネックゲーター等風対策、天気の急変に対応できるしっかりした装備をお忘れなく。