阿弥陀岳北西稜~阿弥陀岳北稜継続登攀(南八ヶ岳)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年12月02日 (月)~2013年12月02日 (月)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 赤岳山荘(75)阿弥陀岳北西稜取付(230)阿弥陀岳山頂(10)中岳沢のコル(10)阿弥陀岳北陵取付(40)阿弥陀岳山頂直下(10)中岳沢のコル(20)行者小屋(75)赤岳山荘
- コース状況
- 南沢は凍結に注意。
- 難易度
感想コメント
赤岳や硫黄岳からも良く見える阿弥陀岳北西稜。
取付からすぐトレースが無くなったので、適当に見当をつけて
斜面を上がると樹林帯を抜けて、阿弥陀岳北西稜の細いリッジが見えてきました。
このリッジは簡単ですが、落ちるとダメージが大きいので慎重に
。
しっかりとしたアンカーが設置してあるのが、北西稜の1ピッチ目です。
(以後、ビレイポイントには必ずしっかりとしたアンカーが設置してあります。
しかし、ランナーは最終ピッチとトラバースピッチ以外は、ほとんど残置がありません。
だからこそ、なかなか手応えのあるルートになります。)
最終ピッチを安定した登りで軽々と突破していく枝中君。さすがです。
最終ピッチはトポにはA1と書いてありますが
このルートを登るクライマーの実力ならアブミは要らないような・・・
ちなみに、ピトンがベタ打ちしてあります。
最終ピッチのことを考えて、モノポイントクランポンかクラシックな平爪タイプのクランポンを
持って行くか迷いましたが、適度にスタンスはあるので、平爪タイプのクランポンでも十分です。
阿弥陀岳に到着すると、まだ昼前。
「せっかくだから、もう一本やろうか」
という話になり、まだ枝中君が登ったことがないという阿弥陀岳北陵へ。
中岳沢を適当にトラバースして阿弥陀岳北陵に取付き、駆け上がるような速さで
再度、阿弥陀岳の山頂直下に抜けて、中岳沢経由で行者小屋に下降。
行者小屋に付いたのが13時35分。2本登ったのに、これほど早く降りてこれるとは
思わなかったです。
息の合った強いパートナーと、スピーディーな登攀をすることが出来て、最高の1日でした。
携行ギア:シングルロープ☓50m クイックドロー☓6(実際に使用したのは4本)キャメロットC4 ♯2~♯0.5(ほとんど使えず) スリング適宜 ダブルアックス
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