九州ビギナー 山行脚 冬の屋久島(前編)

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投稿者
渡部 嘉章
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日程
2011年03月01日 (火)~2011年03月02日 (水)
メンバー
福岡パルコ店 渡部
太宰府インター店 アルバイトさん
天候
3/1 小雨  3/2 快晴
コースタイム
3/1 淀川登山口>45分>淀川小屋
3/2 淀川小屋>120分>花之江河>85分>黒味分かれ>135分投石平>130分>栗生岳>10分>宮之浦岳>7分>栗生岳
コース状況
淀川登山口から淀川小屋までは屋久島の雰囲気を味わっている内に着いた印象。全く問題なし。
淀川小屋付近から積雪が見え始め、以降積雪量が増えていくが、問題は「ワナ」が多い事。底部が融け始め、ボコボコ踏み抜くので体力の消耗に注意。また、花之江河から先は藪こぎの箇所が増え、ガスが出始めると、登山道を見失う可能性がある為要注意です。部分的に雪がない箇所が増えるものの、1.5M位雪面を踏み抜いて落ちる箇所もあり、這い上がるのに苦労したり、転落時の怪我にも注意が必要です。奇岩が見え始める辺りから雪渓の通過があり、アイゼン(できれば10本爪が安全)の装着が必要です。
難易度
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感想コメント

当初の予定を現地情報から大幅にカットしてスタートしました。それでも予想以上に時間を消耗し、鹿之沢小屋到達を諦め、栗生岳でのテント泊にしました。3/2は好天に恵まれましたが、積雪量が多い為、ちょっとでもガスが出始めると目印を見落とす可能性が高かったので、かなり慎重に進みました。翁岳付近の水場あたりから非常に快適な雪山登山ができ気分最高!眺望最高!!ただ、風が非常に強く、油断するとかなり振られるくらいだったので、雪渓登高時や通過じは要注意です。
コースコンディションが悪いので、通常の1.5~2倍を想定したほうが無難です。また、後編で記載しますが、鹿之沢小屋は雪で埋没しているため使用不可ですし、そこまでのコースは猛烈な藪こぎが必要になる為、①栗生岳で幕営②焼野三叉路で幕営の選択になりますのでご注意を!

フォトギャラリー

小雨の中、淀川登山口をスタート。

あっという間に淀川小屋に到着。出会った現地ガイドさんの話を参考に無人の小屋で作戦会議。今日はここまで。

翌朝は快晴!美しい淀川の流れに気分も盛り上がっていきます。

小花之江河はとりあえずスルーして先を急ぎます。

花之江河に到着。癒しの風景が眼前に広がります。

花之江河から道は不明瞭な上、ワナが多くなります。油断するとこの通り…。

ワナの全容です。上部が道で、下部は空洞化。1.5mほどの高さがある箇所も。

落ちると当然こういう事に。危険な上に体力と時間と神経を削られます。

投石平近辺はガスで視界が利かず、何度も登山道を見失ってウロウロすることが多かった。

稜線に出る頃には天気も回復。快調にワナの無い雪上を歩きます。

稜線から見る巨岩の造形。

栗生岳に到着。今日はここで幕営する事に。

荷物をデポして宮之浦山頂へ。笹の葉が凍って

やっと宮之浦岳山頂に到着。360度の展望が疲れを癒してくれます。

山頂から望む雲海と屋久島の美しい海。満足です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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