お花畑&絶景を求めて!双六岳
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年07月20日 (日)~2014年07月21日 (月)
- メンバー
- 天候
- <1日目>曇り時々晴れ <2日目>晴れ
- コースタイム
- <1日目>鍋平園地駐車場…30分…新穂高センター…80分…わさび平小屋…80分…秩父沢…75分…シシウドヶ原…60分…鏡平山荘…60分…弓折分岐…25分…花見平…45分…双六小屋 ※総歩行時間7時間35分
<2日目>双六小屋…20分…3ルート分岐…20分…春道分岐…30分…双六岳山頂…30分…春道分岐…15分…双六小屋…50分…花見平…10分…弓折分岐…35分…鏡平山荘…50分…シシウドヶ原…40分…秩父沢…55分…わさび平小屋…70分…新穂高ロープウェイ駅===ロープウェイ約5分===鍋平高原駅…20分…鍋平園地駐車場 ※総歩行時間7時間15分
- コース状況
- 登山道は随所に道標やペンキ印があるので、それらを見落とさなければ迷うことはないと思います。
鍋平園地の無料駐車場から新穂高センターへの登山道(下り)は急坂やぬかるんでいる部分も多く、ゆっくり慎重に歩かれることをおすすめします(特に雨上がり)。
双六小屋までは雪渓を数箇所横切るので、ストックや軽アイゼンがあったほうが安心です。
双六岳山頂までの登山道は、直登の稜線ルートは雪が多く残っており危険なので、中道ルートから途中で春道に入るコースが推奨されています。双六小屋で詳しく情報を教えてもらえるので、登られる前に確認されるのがよいと思います。
- 難易度
感想コメント
連休を利用して、北アルプス双六岳に登ってきました。
登山口のすぐ近く、新穂高温泉の無料駐車場に車を止める予定でしたが、
夜中3時半ごろ着いたときにはすでに満車、、、仕方なく少し離れた鍋平園地の無料駐車場へ。
係りの人に聞くと、この日は深夜1時半で満車になったようで、もっと混雑した日には
日付が変わる前にいっぱいになることも少なくないとのことでした。
どうしても近くの無料駐車場に止めたい!と思われる方は、早めに到着しましょう。
(私たちが止めた鍋平の無料駐車場はまだまだ余裕があり、車を止められたのはよかったですが、
登山口まで歩いて40分ほどかかるので、時間ロスになりました)
気を取り直して、新穂高登山指導センター前から出発!
前夜の雨もすっかり上がり、少し水量が増した川を横目に、整備された林道を歩きます。
途中、岩陰から冷たい風が吹いてくる「お助け風穴」が何箇所かあり、とても癒されました。
わさび平小屋を通り過ぎ、いよいよ本格的な登山道が始まりました。
雪渓を渡り、岩がごろごろした道をひたすら登ります。
この辺りは、登山道や周りの景色もあまり変化がなく、ちょうど気温も上がってくる時間だったので、
すごく疲れたなという印象です。あまり記憶がないかも。。。
やっとのことで鏡平山荘に到着。
晴れていれば、ここから槍ヶ岳や穂高連峰の山々が見られる絶景ポイントだったのですが、
この日は雲の中。明日の下山時にお楽しみを残しました。
鏡平山荘前のウッドデッキはとても気持ちがよく、多くの方がお昼ごはんを食べたりして、
ゆっくり過ごされていました。ビールとかき氷が名物だそうです。
鏡平山荘を越えると、弓折岳との分岐まではまた少し登りが続きます。
弓折岳のピークも踏もうかと思っていましたが、結構な積雪があり、
往復に時間がかかりそうだったので断念、先を急ぎました。
弓折分岐から双六小屋までは、稜線歩きが続きます。
この道も、天気が良かったら絶景が見渡せるところ。晴れてくれ~と願いながら歩いていると、
なんと頭上に青空が広がってきました!全景が見渡せるまではいかなかったですが、
双六小屋に近づくにつれて空は青く、太陽が照りつける陽気に変わっていきました。
山の天気は良くも悪くも、本当に変わりやすいですね。
双六小屋に着いたのはちょうど15時ごろでした。
宿泊客の大きな混雑もなく、3人で個室を割り当ててもらえました。
夕食と朝食は食堂でいただきましたが、同じテーブルを囲んだ方々と色々な話をしながら、
楽しく過ごすことができました。山小屋泊の醍醐味ですね。
翌朝は快晴で、ご来光がきれいに見えました。
朝食を済ませてさっそく双六岳へ。双六小屋には、山頂への各ルートの最新情報が
書かれた案内図が掲げてあります。出発前に確認しましょう。
山頂までのルートですが、今回は中道ルートから途中で春道ルートへ入るコースを歩きました。
最短で山頂へ行ける稜線ルートですが、急斜面の雪渓を登ることになり危険なので、
立ち入らないよう案内が出ていました。
双六岳山頂からは360度のパノラマを楽しむことができました。槍ヶ岳~穂高連峰もくっきり!
コーヒーで一服、あまりの居心地の良さに、ずーっとここにいたいと思ってしまいました。
しかもこの青空の下、奇跡的にオコジョとライチョウ親子の姿も見られたので、本当にラッキー!
今回歩いた道には高山植物が咲き乱れ、たくさんの種類の花を愛でる事ができました。
すばらしい景色や麓では見る事のできない花たちを見られて、ここまで来た甲斐があったなと
しみじみ思いながら元来た道を下りました。
雨に降られることもなく、天気に恵まれた2日間でした。星空だけは見られなかったので、
次はテント泊で星を眺めたいなと思います!
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。