冬期バリエーション入門 赤岳主稜

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
大杉 孝浩
岸和田カンカンベイサイドモール店 店舗詳細をみる
日程
2014年02月07日 (金)~2014年02月07日 (金)
メンバー
神戸本店 平田さん
グラビティリサーチ神戸 片山さん
明石大久保店 永宗さん
天候
晴れ
コースタイム
駐車場(40)~美濃戸山荘(90)~行者小屋(60)~取り付き(400)~山頂(60)~行事小屋(60)~美濃戸山荘(40)
コース状況
アプローチはすべてトレースがありました。
雪が全体的に少なく少しだけ岩の登攀もありました。
難易度
Google Map

より大きな地図で 赤岳 主稜 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

冬季バリエーションルート、初チャレンジは赤岳主稜に行ってきました。

クライミングをしている方なら簡単なルートだと思います。
が、「厳冬期」という厳しさが様々な危険や困難を運んできます。
装備、技術ともにしっかりと身につけて挑んで頂いた方がいいと思います。

練習、予習したこと
アイゼン歩行・・・岩場やザレ場で歩行練習
冬装備で岩登り・・・アイゼンの置き方、グローブで登攀やロープワーク
冬季登山・・・レイヤリングや歩行技術、ピッケルの使い方
アイスクライミング・・・ピッケル、アイゼンの効かせ方、ルートファインディング


ウェア上半身
1st-ファイントラック、アクティブスキン
2st-速乾と保温機能があるアンダー(中厚)
3st-ロングスリーブジップネック化繊シャツ
4st-ハードシェル
保温着としてインナーダウン

ウェア下半身
1st-ファイントラック、アクティブスキン
2st-速乾と保温機能があるアンダー(中厚)
3st-オーバーパンツ

その他
メリノウールの薄手をインナーにしてアウトドライのアルパイングローブを重ねる
薄手のバラクラバ(熱くなり過ぎず、ちょうど良かったが口元は凍りました)
ニット帽

レイヤリングに関しては個人差があると思いますが、今回は機動力が必要だった為
運動量が多くなると判断し速乾メインの服装としました。
朝は手の指や足先がジンジンと痛くなるぐらいまで寒かったです。
またビレイ中はものすごく寒かった為(特に下半身)ずっと体を揺すって
体温が下がらないようにしていました。

同行のパートナー曰く、天気が良く風も弱かったため比較的快適なクライミングだった
とのこと。ウェアに関しては改善が必要だと感じました。

すごく勉強になることが多くもっと雪が付いている時に再チャレンジしたいルートとなりました。

フォトギャラリー

美濃戸山荘より南沢に入ります

南沢はトレースばっちりでした

行者小屋にて登攀具を装着

文三郎尾根より。朝日と飛行機雲をバックにした稜線。

左側に赤岳主稜が見て取れます

取り付きまでのトラバース。

2P目

3P目終了点で少しのどを潤す

バックには阿弥陀岳と南アルプスの稜線が。

赤岳頂上小屋に出てきます。

帰りは文三郎で登ったライン見ながらおりました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

岸和田カンカンベイサイドモール店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部