八ヶ岳　天狗岳（積雪期）

今回はアクセスもよく、
雪山初心者にもおすすめな天狗岳に行ってきました。

天気予報によると当日は強い寒波が来ていて冷え込むとのこと。
渋の湯からの登り始めは、肌か露出している部分は寒さで痛い感じ。
しかし歩いているうちに体は温まり、気にならなくなりました。

今まで何回か冬の天狗岳には来ましたが、
登り始めの道は雪が凍って危ない場所が必ずあり、
慎重に歩いた覚えがありました。
しかし今回、凍結箇所はなし。
登山道や木を見ても、今年は雪がとても多いと思います。

特に危険な箇所もなく、順調に登っていくと黒百合ヒュッテに到着。
天気がよくて日差しも暖かく、寒波はどこへ？
黒百合ヒュッテの温度計を見ると、なんと８℃！ほんとに？
晴天に感謝ですが、サングラスを外すと眩しくて目が開けられない。
男でも日焼けが心配になります。

ここから先は森林限界を越えるのでので、
ストックをピッケルに持ち替えてアイゼンを装着。
エネルギーを補給して出発。
そして日焼け止めを塗るのをすっかり忘れる…。

中山峠を過ぎると周りに木がなくなり、
風が吹きつけるようになります。
風は吹いているけど、今日はわりと穏やかで快適登山。
雪が多く、岩の露出も少なくてとても歩きやすかったです。

素晴らしい景色を堪能しながら歩いていると東天狗岳に到着。
タイミングがよく、頂上は無人。
でも風がやや強めなので写真を撮って早めに西天狗岳へ出発。
東天狗から見ると登り返しがきつくてかなり遠く感じますが、
歩いてみると思っているほど時間はかかりません。

東天狗とはまた少し違う360°の素晴らしい景色を堪能。
頂上にはスキーを背負った男性が１名。
話を聞いてみると、ここから滑って下りるとのこと。
挨拶をして別れ、徒歩の我々は先に下山開始。

下山中、西天狗岳から滑る男性の姿を発見。
雪がかなり深くて苦戦しているようでしたが、
誰も滑ってない雪面に自分だけのシュプールを
描くのはとても気持ちよさそうでした。

下りも順調に歩けて、あっという間に渋の湯に到着。
今回は天気に恵まれて、とても気持ちの良い登山ができました。

低山は春の気配がしていますが、
天狗岳はまだ雪山が楽しめますのでぜひ行ってみてください！