富士山(富士宮口~プリンスルート)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2017年09月09日 (土)~2017年09月09日 (土)
メンバー
天候
晴れ時々曇り
コースタイム
富士宮口五合目-(20分)-六合目-(5分)-第一火口縁-(5分)-宝永第一火口-(40分)-宝永山山頂-(20分)-走り(下り)六合-(10分)-旧六合目小屋跡-(45分)-砂走館ー(35分)-赤岩八合館-(20分)-八合目-(70分)-御殿場口頂上-(35分)-吉田口・須走口頂上-(50分)-剣ヶ峰-(10分)-御殿場口頂上-(45分)-赤岩八合館-(20分)-砂走館-(20分)-走り(下り)六合-(25分)-宝永第一火口-(10分)-第一火口縁-(10分)-六合目-(15分)-富士宮口五合目
コース状況
宝永第一火口付近の登山道は、火山灰の砂礫にズブズブと足を取られ、なかなか前に進まず、登りの時は息があがります。
富士山全体に言えることではありますが、特に、宝永火口付近では落石に注意が必要です。
晴れていても、上部はやはり風があり、寒いです。防寒対策は必須になります。
難易度
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感想コメント

登山好きで知られる皇太子様が登ったルートということでその名が付いた、プリンスルート。富士宮口五合目から、宝永山経由で御殿場ルートの六合目付近に出て、そこから先は御殿場ルートを登る、というコース概要になります。宝永山には、下りで寄ったことはありますが、登りで行ったことはなかったので、今回はプリンスルートを往復してみました。
宝永山付近は砂礫に足を取られてズルズルと滑り、疲れましたが、富士宮ルートよりはるかに登山者が少ないので、富士山にしては比較的静かな山歩きが楽しめます。ただし、山小屋が少ないのがこのルートの難点ですし、山頂に着けば、また人で溢れかえります。閉山間際ということで、駆け込みの登山者が多かったのでしょうが、「日本最高峰・富士山剣ヶ峰」の石柱での記念撮影は順番待ちの行列ができ、遊園地のアトラクションのごとく、30分待ちでした。動いていないと、暑がりの僕でもさすがに寒くなり、ジャケットを着こまざるを得ませんでした。でもやっぱり、石柱を目の前にすると、毎回達成感を味わえます。
途中、ガスに巻かれることもありましたが、この日は天気に恵まれ、絶好の富士登山日和だったと思います。見事な雲海も見ましたし、麓の景色もよく見えました。今回のように、日帰りでも行けますが、山小屋に一泊して時間的・体力的に余裕を持たせると、更に色々な富士山の表情に出会うことができ、より一層充実した富士登山が楽しめると思います。

フォトギャラリー

富士宮ルート五合目から出発です。

雲海荘や宝永山荘がある六合目までは、20分ほどで着きます。ここで富士宮ルートと別れ、宝永火口方面へと向かいます。

宝永第一火口縁にやってきました。ここで、須山ルート(一合目にあたる水ヶ塚から登ってくるルート)と合流します。天気は良く、雲海も素晴らしい。

宝永4年(1707年)の噴火でできた、巨大な宝永火口と宝永山(右端のピーク)。この火口は、山頂のそれより大きいです。この火口の中を登っていきます。落石に注意!

宝永山に到着です。がスッていて景色は残念。ここは遮るものがなく、いつも風が強いです。

宝永山の付け根からトラバースする感じで、御殿場ルートに向かいます。

小屋の数が少ない御殿場ルートにおいて貴重な営業小屋、七合目のわらじ館。

ガスも晴れ、頂上も見えてきました。だがまだ遠く、なかなか近づいてこない。すでに3000mを越え、息も上がるので、ゆっくりと行きましょう。

あと一息!

御殿場口頂上に到着です。まずはホッと一安心。

天気もいいので、反時計回りでお鉢巡りをします。剣ヶ峰方面を臨む。

吉田・須走ルートの頂上にあたる、久須志神社。こちらは山小屋も多く、大勢の人で賑わっています。

雑踏を抜け、剣ヶ峰に向けてさらに歩みを進めます。

今年もやってきました!日本最高地点、富士山剣ヶ峰です。ただし、この石柱での記念撮影の順番待ちで、約30分かかりました。止まっていると結構寒い!

富士宮ルートの頂上、浅間神社奥宮にやってきました。こちらも人気ルート、多くの人で賑わっています。

御殿場ルートの頂上まで戻ってきました。浅間神社奥宮から2~3分もあれば着きます。同じ道で下山開始です。

グングンと下っていきます。と言いたいところですが、転倒する危険性が高いので、スピードの出し過ぎに注意!

御殿場ルート下りの名物、大砂走が始まって間もなく、宝永山方面との分岐点があります。今日は元来た道、宝永山方面への分岐をとります。宝永山の裾野のラインが美しい。

宝永第一火口に下って登り返し、トラバース気味に進むと、六合目の小屋が見えてきました。ここまで来れば、

間もなく富士宮ルート五合目に帰ってこれます。お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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