編笠岳~権現岳~三ツ頭~前三ツ頭~天女山~天女山登山口~甲斐大泉駅
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年03月24日 (月)~2014年03月25日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 1日目:富士見高原登山口~(270分)編笠岳~(30分)青年小屋
2日目:青年小屋~(140分)権現岳~(40分)三ツ頭~(30分)前三ツ頭~(140分)天女山~(30分)天女山登山口~(50分)甲斐大泉駅
- コース状況
- 権現岳までは雪は締まっていたが、それより先は雪が腐っている場面が多かった。
最初から最後の登山口までアイゼン必須。また、今回はワカンは必要なかった。
- 難易度
感想コメント
1日目:雪質は締まっており、ワカンは必要無し。ただ、相変わらずの急登が2200m位まで続きハイマツ帯から岩稜帯までも急登。岩稜帯の雪は以前行った時よりも少なくなっており、目印もはっきりしていた。山頂からの景色は最高で南アルプス、北アルプス、富士山、阿弥陀、権現、三ツ頭がはっきり見え、綺麗であった。快晴で風は少しあるのみで快適。
青年小屋に到着後、テントを張る。その横で、若い方々が雪合戦をしていた。彼らは明日西岳へ、明後日は権現へ行くという。テントに入り、ラーメンとサタケのチャーハンとウイスキーを飲み、明日に備える。
2日目:朝からテントがバタバタと揺れていたため起床。その後、食事をして出発。予報通りの風の強さだが天気は良く、雲はほとんどない。まずはノロシバへ、風の強さに圧倒されたが景色が綺麗すぎる。ギボシに取りつき、権現を仰ぎみる。鎖は出ているが足場は狭い。それでも進んで行き、懸念していた直登かトラバースの分岐点へ。直登は無理と判断し、50~70mほどギボシ~権現の鞍部にトラバース。
核心はここでトレースはなく、ピッケルを刺し、左足、右足、右手を素早く且つしっかりと移動させていく。強烈な風はここを通過する時には集中しすぎて忘れていたほどだった。
やっとのことで鞍部につき、ギボシ山頂へ目を向けたが、権現へ進む。途中で見える阿弥陀、赤岳が綺麗だ。
小さな雪でも顔にあたると痛い位の風で、また、一歩歩くごとに足や体がふらつき、気が抜けない。山頂では猛烈な風に吹かれた。しかし、赤岳、編笠の綺麗さに魅了される。その後、風は強いものの下りであったため、三ツ頭~前三ツ頭~天女山はゆったりと下って行った。
前から行きたかったこのルートを繋げられたこと、無事に下山できたこと、何より綺麗な山並みを見られたことが何より嬉しく、駅までの足取りは軽かった。
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