残雪期の唐松岳(八方尾根)
- 投稿者
-
大久保 伸哉
紀三井寺店
- 日程
- 2014年04月21日 (月)~2014年04月22日 (火)
- メンバー
- グランフロント大阪店 辻森
- 天候
- 21日 雨、 22日 ガス後曇り時々晴れ
- コースタイム
- 1日目: ゴンドラ1本、リフト2本 → 八方池山荘 泊
2日目:八方池山荘 (150) 丸山ケルン (90) 唐松岳頂上 (90)八方池山荘
- コース状況
- 21日は雨。雪はシャーベット状。
22日は夜半まで降った雨も上がり、不安定ながらも天候回復。山荘周辺は風を受けるところは少し凍っていましたが多くは雨に打たれて早朝でもゆるみ気味。下の樺を過ぎたあたりまではアイゼン無しで歩行。上ノ樺に出たあたりで雪もしっかりとしてきはじめたのでアイゼン装着。ここからは徐々に快適な歩行になっていきました。
丸山から先は尾根通しに歩きましたが、細い部分もあり、少し注意を要します。頂上小屋から先の最後の登りは右手に雪庇が発達しています。丸山から上では昨夜の雨は雪だったようで、主稜線ではきれいなエビのしっぽが発達していました。
- 難易度
感想コメント
雨予報の中、若干凹みつつも一部の好天予報を信じて雨降る中、ゴンドラ・リフトを乗り継いで八方池山荘へ。もしやとは思いましたが、予想通り我々のみの貸切状態。その日の夜には天候回復の天気予報、明日が楽しみと早々に就寝。
翌日早朝は晴れていたものの、陽が登るとともに再びガスに覆われます。
八方尾根の前半はとくにだだっ広い尾根なので視界が取れないとルートが分かりにくいです。晴れるのを待つつもりでゆっくりとゆっくりと登っていきます。八方山ケルン・第2ケルン・第3ケルン・丸山ケルンとたどっていきます。また、八方池までは夏道がかなり出ていました。ハイマツ帯では踏み抜きも何回かあり、腰まで潜ることも。脱出に手間取ります。
下ノ樺を過ぎたあたりから快調に進んでいきます(快調に進みすぎて同行者に叱られました)。この辺からガスや雲も晴れて、白馬三山から不帰東面のパノラマが迫力。来てよかった! 丸山手前から主稜線までは風が強く顔が痛くなるほど。同行者はバラクラバで完全防備。その後は風も収まり下山の頃にはほぼ無風に。
山頂でまったり過ごした後はひたすら山荘めがけて下山。
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