位山三山・船山　光と風の道からの往復ルート

奈良時代から平安時代にかけて、都へと召し出され た飛騨の匠が
家族や故郷に別れの涙を流して越え た位山峠。
そんな歴史の峠から『光と風の道』として約３・５kmの周回路が
設定されている。　　　　標高１０００mに広がる原生林を抜ける
ハイキングコースです。

今回はこの『光と風の道』とそこから分岐して往復できる位山三山
の一座、船山へ出かけてみた。

船山は標高１４８０m。　その名の通り船をひっくり返したような
細長あい山頂のお山。
見晴らしが良いため、各種アンテナ局が林立しています。
正直、看板がないとドコが山頂だかさっぱりわかりません(x_x)
それでも展望は素晴らしく、御嶽山と乗鞍岳が真っ正面にどーんっ！
しばらく見とれていました。
ちなみにスマホの電波は、さすがに完璧でした◎

位山峠近辺の原生林は岐阜大演習林にもなっておりとてもよく保全
されています。　ブナやクヌギなどの広葉樹の新緑がとても美しい
明るい林です。　飛騨と言えばこの木、のイチイの大木もチラチラ
と鎮座しておられました。

周回路の県道出口付近には南限のミズバショウ群生地もあったりし
て、最後まで飽きさせません。
船山山頂にはサラサドウダンツツジの群落もありますので、お花の
季節にはまた楽しみも増えそうです。