石津窪でロープワーク訓練

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年05月08日 (木)~2014年05月08日 (木)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
千ヶ沢出合(15分)石津窪出合(80分)25m大滝上(30分)石津窪出合
コース状況
遡行の妨げになるような雪はないです。
一部崖が崩れていましたが、通過できないようなものではありませんでした。
この沢は滝の登攀が多く、巻きも悪いのでザイルは必携。
難易度
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感想コメント

石津窪は実家から近いため、今まで何度も通っている、いわばホームグラウンドです。今回も25m大滝でのロープワーク訓練を兼ねて遡行しました。

核心部はもちろん25mの大滝ですが、そこに到達するまでにも登りごたえのある滝が2つあります。

まずは入渓していくつかの小滝をクリアすると現れる10m滝です。右を登りますが、高度感があるので場合によってはザイルを使用したほうがよいでしょう。

次は10mをクリアするとすぐに現れる8×10mと6mの2段の滝です。1段目は斜滝で、上部は立っているので注意しましょう。右側が乾いたスラブになっていますが、水流沿いを登ったほうがよいでしょう。2段目は以前は中段の立ち木にかけてあったスリングを使えたのですが、立ち木が折れてしまい使えなくなってしまいました。上部の木から新たにスリングが設置されているのですが、これが使いづらいです。今回はスリングを使わずに突破しましたが、スリングがないと難しいです。

核心部の25m大滝は残地支点が豊富にあるので、これを利用して、抜けないように注意しながらザイルを使って登りましょう。

この沢は詰めても入渓地点に戻れますが、下山路はかなり悪いので大滝をクリアしたら懸垂下降で滝を降りつつ、入渓点へ戻った方がよいでしょう。

フォトギャラリー

盆堀林道から分岐して、千ヶ沢林道に入ります。

しばらく歩くと赤テープがあるので、ここが入渓地点です。

石津窪は出合を見る限りは平凡そうです。

倒木が目印です。

入渓するとすぐにゴルジュがあります。

すぐに小滝の連続となり、楽しいです。

深い釜を持つ小滝。

10m滝です。最初の難関。

10m滝は右を登ります。

10mをクリアすると現れる、6×10m滝と6mのの2段の滝。

手前が崩れています。落石注意。

6×10mを登ります。斜滝で上部は立っているので注意が必要です。

次の6m滝は残置スリングが中段の灌木にありましたが木が無くなっていました。

上部に新たに残置されていましたが、使いづらいです。

この滝は巻きが悪いので直登したほうが良いです。

核心部の25mの滝。

攻略開始!

残置ハーケンを使いながら登ります。

右からも登れますが、私は水流沿いを登りました。

下山は沢を下降しました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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