テントを担いで九重連山に登る2日目 大船山~風穴~黒岳~白水鉱泉
- 投稿者
-
酒井 健
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年04月17日 (木)~2014年04月17日 (木)
- メンバー
- 福岡パルコ店 柴田・酒井
- 天候
- 晴れ時々雨
- コースタイム
- 2日目:坊ガツル<80分>段原<20分>大船山<15分>段原<90分>風穴<70分>天狗岩<30分>高塚山<140分>前岳<110分>白水鉱泉
- コース状況
- 風穴から高塚の登りは滑らないように注意。前岳から白水鉱泉は道が狭く険しいため長袖長ズボンがお勧め。目の保護のためにサングラス必要。なるべく外付けは避けた方が無難。
- 難易度
感想コメント
翌日、5時起床。
朝食を摂りテントを撤収。実は今回の行程は2日目が約8時間と長い。さらに初めてのこともあり予想ができない。パッキングを済ませ、6時に出発。
2日目最初のピークである“大船山”に向かう。寝起きの体にずっしりと重さが食い込む。どこの山でもそうだが朝一の登りが一番キツイ。息が切れない程度のペースで体が馴染むまで焦らず登る。日が出てくるとともに気温が上がり、“段原”に着いた時にはしっかり汗を掻いていた。休憩を済ませ、荷物をデポして“大船山”をピストン。いつもながらに天気が良く眺めが最高。いまだに「大船山に登った時の天気はいつもドピーカン記録」は絶賛更新中。
“段原”戻り、いよいよ未開の地“黒岳”方面に向かう。
“風穴”の道標というかパウチされた紙(?)を見つけ、出発。火口沿いに平坦な道をひたすら進む。さっき登っていた“大船山”がまた違った形に見えるのが面白い。ほぼ半周したあたりから、“風穴”まで一気に下る。
中に雪が残るほどの気温を保っている“風穴”は云わば天然の冷蔵庫。人造氷の無い明治時代に蚕種を保存するために使用していたとか。発見したその執念に脱帽。とてつもないロマンを感じた。
いよいよ“高塚山”に向けて今まで下ってきた分を登り返す。距離は短いがザレ場の急傾斜を登り、岩場の道を登っていくと“天狗の分かれ”に着く。ここは荷物をデポして“天狗岩”をピストン。進むにつれ、どんどん岩道になり、ピークは岩に“天狗1556”とペンキで書かれているだけのシンプルさ。
分岐に戻り、“高塚”の道標に従って進むと今回の目的である黒岳の主峰“高塚山(1578m)”に着く。山頂は広くはないが、三俣山や平治岳、町も見下ろすことができる。ひとしきり堪能したところで、最後のピークである“前岳”に向かう。アップダウンを繰り返し、“上台ウツシ”の分岐を過ぎると“高岳(1334m)”に到着する。他の登山者がいたら長居はできない狭い山頂を独占とばかりに休憩。
あとは“白水鉱泉”に下るわけだが、ごれがなかなかの登山道。大型ザックを背負っている私は10歩に一回は引っ掛かるほどの狭さ。おまけに倒木も多くその下をくぐる態勢の維持に腰が痛い私にとっては一苦労。予定していた以上に時間を要したのはもちろん、どっと疲労を感じた。ようやく道が広くなり歩きやすくなってきたところで、“白水鉱泉”が視界に入ってきた。
いやはや、お疲れ様でした。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。