阿蘇山 中岳撤退⇒烏帽子岳へ ~好日山荘登山学校~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年06月29日 (日)~2014年06月29日 (日)
メンバー
天候
晴れ/曇り
コースタイム
中岳:火口西駐車場==(15分)==砂千里ヶ浜展望所==(10分)==急登取付き==(20分)==火山ガスの影響により引き返し==(25分)==砂千里入口駐車場

烏帽子岳:草千里ヶ浜駐車場==(45分)==烏帽子岳山頂==(40分)==垂玉温泉側登山道分岐==(15分)==草千里ヶ浜自然探勝路入口
コース状況
中岳:砂千里ヶ浜など、ルートは分かりやすく道迷いの心配はありません。
足元が文字通り砂地の為、ゲイターなどで砂対策を施すことをお勧めします。
日陰がなく、直射日光が降り注ぎますので帽子をお忘れなく。
火山ガスの影響が風向きにより起こりますので、状況確認は慎重に。

烏帽子岳:場所によりルートを見失う可能性がありますので慎重に。
地面は濡れていると滑りやすい箇所があるので気を付けましょう。
難易度
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感想コメント

好日山荘登山学校の実技講座!!
今回は阿蘇五岳の最高峰・高岳と、活発な火山活動を繰り返す中岳に登ることを目標に、17名のお客様と阿蘇まで出掛けて行きました。

当日は天気は良く、絶好の登山日和。
しかし、中岳噴火口より発生するガスの量が多く、出発前は一般観光用山頂にて立ち入り規制が敷かれていて、大音量の放送により注意が呼びかけられていました。
幸い、登山用のルートには影響がなかったため、準備運動を済ませていざ登山開始!
砂千里ヶ浜では見慣れない雄大な景色に皆さん周りを見渡しながら、写真を撮ったりお話をしながら進んで行きます。
20分ほど歩くと、本日最大の難所、稜線への急登へと辿り着きました。
初めての登山の方や、登山経験の少ない方が多く、見ただけで不安に思われる方が多かった様ですが、増田ガイドの『しっかりゆっくり行けば大丈夫!』と言う言葉に励まされ進み始めました。
しかし、少し登った所で問題が発生。
風向きにより、火山ガスの影響に見舞われたのです。
咳き込むお客様も出始めた為、これ以上の中岳方面への登山は危険であると判断し引き返すことになってしまいました。
中岳の登頂を目指していたのに・・・登れなくてごめんなさい。

しかし、時間はまだあります。
ここは切り替えて違う山の山頂に立ちましょう!っと言うことでバスにて移動し、同じ山域にある烏帽子岳へ向かいました。
烏帽子岳は、中岳とガラッと環境が変わり、緑豊かな登山道をゆっくり進み、山頂へと向かう山。
足元に広がる草原や腰ほどの高さの低木、小さくひっそりと咲く花など、見飽きないという感じでシャッターを切っている姿があちこちに見られ、楽しんでいただけているな~と感じました(^-^)
参加頂きましたお客様は、当初の目的であった中岳・高岳への登頂が出来ないと分かった時は非常に残念がっておられましたが、烏帽子岳の山頂では、ご自分たちの歩いてきた道を振り返り、感動されていました。
いろんな方向の景色を眺めたり、ちょっと離れたルートを探索に行ってみたりしながらお客様同士打ち解けてたくさんの話をしていらっしゃって、その中で、新たなお友達も出来たようで、登れなかった中岳に『今度一緒に再挑戦します!』っと言う声も上がっていました。

今回は残念な部分もありましたが、危険な環境を見極め、引き返す勇気というものを学べたのではないかな?っと思います。
これを機に、たくさんの山に出かけてみて下さいね。

フォトギャラリー

烏帽子岳山頂にて記念撮影!

火口から立ち上る火山ガス。阿蘇が生きていることが伝わってきます。

準備運動は入念に。

いざ登山開始!皆さん緊張中?

砂千里ヶ浜は木道の上を歩きます。

遠くに見える岩峰はゴツゴツ。

鹿児島人、灰には慣れっこです。ちょっと多いけど。。。

展望所では全景を眺めながら増田ガイドの話に耳を傾ける。

一列に並びお行儀よく。

絵になりますね~(^O^)

空撮風。水の流れがはっきり分かる砂千里ヶ浜。

やって来ました急登。この先で引き返すことになるとは・・・。

気を取り直して烏帽子岳へ。

同じ山域とは思えない景色。

ここでもしっかり一列で。

腰~身の丈程の低木の中を進みます。

山頂に到着!

山頂にて記念撮影。お疲れ様でした!!

好奇心旺盛な人たちはさらに先へ。

烏帽子岳全景。振り返り、よく頑張ったと自分を褒めてあげましょう。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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