鬼の架け橋と城跡 金山 / 兵庫
- 投稿者
-
上田 哲也
グランフロント大阪店
- 日程
- 2014年05月29日 (木)~2014年05月29日 (木)
- メンバー
- 北大路ビブレ店:上田
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 大乗寺・登山口~30分~園林寺跡~10分~鬼の架け橋~5分~金山(540m)~40分~馬頭(502m)~50分~大乗寺・登山口
- コース状況
- 馬頭へのルートは山頂付近が少し分かりにくいです。
水場:なし
WC:園林寺跡、大乗寺・登山口にあり
- 難易度
感想コメント
鬼の架橋で有名な篠山の金山へ行ってみました。
大乗寺の手前にある橋を渡ったところの登山口から入山。獣用の柵を過ぎ、つづら折れの山道をしばらく登って行くと、勾配がゆるやかになった所で追入からの登山道に合流。標識に書かれた「鬼の架橋」までの距離がどんどん近くなっていきます。足元に砕けた古瓦がちらほら見え始めると、園林寺跡に到着。階段部分はしっかり残っていますが、寺自体は完全に崩壊しており、木材と瓦が散乱するばかりの廃墟と化していました。
しばらく登って行くと道が3方向に分岐しており、左が「鬼の架橋」中央が「金山城址」右が「トンネル」となっていたので、左の道を選択。安藤広重も浮世絵に描いたという「鬼の架橋」は見事な景観でした。横にある巨岩から176号線を見下ろすと、かなり高度感があってドキドキします。
右手にある道を登って行くと、山頂になっている金山城址にすぐに到着。金山城は2度目の丹波攻めの際に明智光秀が一夜で築城した言われており、部分的には自然石を利用した石垣なんかも残されており、歴史を感じられてなかなか良い雰囲気でした。山頂から東に見えるのが、黒頭峰、三尾山、夏栗山…。
「金山の 尾の尾の先の尾の先に 朝日照らす木の元に 小判千両 有明の月」。
麓にある追入の里に光秀が立ち寄った際に書き記したとされる歌で、後世になって埋蔵金のありかを示したものに違いないと大騒ぎになったそうです。また最近まで、子供たちが金山に登る時にはいつも話題になっていたそうです。
ちなみに金山の周辺地域には他にも埋蔵金のありかを示したとされる歌が伝わっており、宮田地方では「夏栗の尾の尾の先の尾の先に 黄金千両 有明の月」、草山地方では「朝日射す 夕日輝く花の木のもとに 黄金千両 細縄千ひろ」と、似たような内容になっています。
一旦、園林寺跡まで下りてから西に山道を進み、林道経由で馬頭の山頂へ。三角点あり、展望はなし。帰路は林道を下って、大乗寺の裏手にある登山口に下山しました。
ファミリー登山にもオススメのコースです。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。