御岳山　ロックガーデンと滝を見に行く

滝を見に行く目的で御岳山にハイキングに行ってきました。
前日の夜は大雨で、青梅市に避難勧告が出ていたくらいだったのでどうかなと思ったのですが、電車も動いていたので出かけてみることに。

平日だというのに電車、ケーブルカーはかなりの人で賑わっていました。団体らしき人たちが何組もいました。町内会で来たような雰囲気の方々は神社周辺を歩いていました。ほかにも若い人たちが十数名座って話し合っていたり、登山ツアーなのかなというかんじでした。

神社から長尾平に抜けると、長尾茶屋というワインを出す小屋があり、ワイン好きの友人曰く、フランスのワインをソムリエが出してくれるそうな・・・土日限定で。基本平日休みの我々には縁のない話ですが・・・。
今回はじめて気づいたのですが、長尾茶屋の近くには長谷川恒夫さんの記念碑があり、カップ酒が備えられていました。

ここから七代の滝までの下りはけっこう急で、一部樹木が倒れていたり道が崩れていたので、別ルートのほうが楽でしょう。やや友人がびびりながら着いた七代の滝は、増水によってものすごい破壊力を持った滝壺と化していました。通常ならば奥まで行って見られるところが、岩の上まで水が浸っていて渡れず、しぶきが出ている一部だけ眺めました。
がんばれば渡れそうではあったのですが、間違って滑ったら確実に死にそうな水流と轟音にびびって手前で写真を撮り合い、カメラを構える相手にお互い「落ちないでね！」「そこ、気をつけね！！」といつも以上にやさしい我々。ここで落ちたら絶対助けられないからやめて、というお互いの心の声が聞こえてきました。

天狗岩で天狗を見て、ロックガーデンへ。はじめは「関東の奥入瀬」という渓流美に感動していた友人でしたが、増水して川の岩の上まで水が流れているところが何カ所もあり、普通のスニーカーで歩くうちに冷たい水にさらされ無言になっていきました。
ときおり咳をしながら歩く背後の友人の気力がどんどん落ちて行くのがわかり、登山靴買いなよーと言うと、うーん・・・使うかなーという返事が。いや、買おうよ、靴。今かなりつらいだろうにと思いましたが口には出しませんでした。最終的に友人は靴下の下にビニール袋を履いてどうにか耐えていました。

予想以上にハードなハイキングとなったロックガーデン。しかし増水のおかげで綾広の滝も七代の滝も大迫力で、そういう意味ではいいときに来たのかもしれないなと思いました。