仙元山

以前、官ノ倉岳に登ったとき小川駅前で見た「太田ホルモン」に行ってみたくて再び小川町駅周辺のハイキングを計画してみました。
「太田ホルモン」は山と渓谷社から出ている久住さんの「こんどは山かい！？」にも登場していて、やはり目のつけどころが同じだとかなり納得し、これは是非行かねばならないと思っていたところ、肉好きの友人から山の誘いが。筑波山に行こうというが強引に仙元山に行くことにした。

当日はホルモンの開店時間に合わせて小川町に12時集合というゆったり企画。電車で軽く眠ったあと小川町駅に降り立ち携帯電話を見てみると「・・・小川町って埼玉のだよね・・・ごめん間違えました。到着は14時くらいになりそうです」とメールがきていた。
たしかに乗り換え案内を検索すると、東京都の小川町が先に検索されてはいたけれどね・・・。お腹も減っていたし近くの役場のベンチでおにぎりを食べ、小説を読みながら友人を待つこと2時間。やっと到着した友人と小川町を歩きました。

駅からふつうの車道を歩き、目の前にぽっかり見えてくる小山が仙元山。中腹に櫓のようなものが見えますが、ここが見晴らしの丘です。
看板や道標があり、見晴らしの丘に向かう途中から登山道っぽい遊歩道に入って行きます。道は歩きやすく、子供と一緒に散歩に来たような地元の人しか歩いていませんでした。しばらく登ると左手に展望台があり、ここから数分で山頂です。

帰りは見晴らしの丘公園で展望台に登り、ローラーすべり台を眺めてから車道を歩いて下って行くと、行きに歩いた道と合流します。そのまま駅まで歩いて「太田ホルモン」の前まで行くと、なんとなく不穏な雰囲気。電気がついていないし、人もいない。しかし休みとも書かれていない。でもこれは休みだろうと判断し、東松山まで移動することに。
今日は暑かったから休んじゃえ、ってなったんじゃないかと話しながら東松山に降り立ち、駅前のいまどきチェーンのやきとん屋「ひびき」に入った。迷わず生ビールを注文し、串を選ぶ。ここはやきとんだけではなく、焼き鳥もある。サイドメニューもふつうの大衆酒場並みにはある。若い店員はすぐに来てくれるし活気もある。
こういう店も東松山にあるのかと思い、ふつうの居酒屋的で便利でうまくてなかなかよかった。テーブルの隅に置かれたやきとん用のみそだれの壺だけが、ここが東松山であるということを物語っていた。