Trail Run富士山【御殿場口ルート】

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年08月07日 (木)~2014年08月07日 (木)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
■登り
新五合目~浅間大社:7時間50分
■下山
浅間大社~新五合目:3時間30分
※時間は山と高原地図より参考タイム。
※トレランは走力によって大幅にタイム差が生じます。登山地図の時間を目安にしてください。今回自分は登りが4時間30分。下りが1時間35分でした。
コース状況
夏富士登山の中でも高低差・距離共に一番のルートです。
御殿場口新五合目より初めは砂っぽい路面。次いで八合目手前までは砂利の締まった路面。八合目より山頂までは細かい岩混じりの路面へと変化していきます。
火山の山らしいトレイルが続きます。
難易度
Google Map

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感想コメント

去年に歩いた御殿場ルート。今回はトレランスタイルにて再訪です。
個人的に富士山はやはり夏場には一度登りたくなる山のひとつ。お店でお客様に富士山のお話をさせていただくと自然と自分も行きたくなってきます。

登山のスタイルだとザックの大きさの制限はありませんから、防寒着の質も好きなだけ持って行けるのですが、トレランだとある程度コンパクトにしなければ負担になるので、そこが難しかったです。特に防寒的な要素になる小物に気を配りました。
首元や手足の末端が冷えると着込んでも寒く感じてしまうので、そこを冷やさないようにすると、ある程度気温が下がっても快適です。

走り始める前は「はたして登りで走れるのか?」不安でしたが、イメージよりは実現できたので良かったです。スタートしてからの砂地の路面は足を取られ少々手こずりましたが、路面が締まってくれてからは少し走れ楽しめました。
御殿場ルートを選んだ裏テーマは『苦手な登りで脚を鍛える!!』でしたので、なんとかトレイルランの体裁は保てたと思います(笑)。

富士山は典型的なスカイランニング型(山頂型)ですので、登りの走力を鍛えたいパターンでは理想的な山です。シーズンとしては夏中心になりますし、多くのハイカーで賑わいます。無理な追い越しは止め道を譲るのがお互いを共有・共存できる最低限のマナーです。
今回も下山で先行グループがありましたが、相手に譲っていただくまでは歩きました。おそらく下りがトレランの醍醐味のひとつなので楽しさは半減するかもしれません。ただ、私が無理に追い抜けば「なんて人なのかしら!」と理解されなかった筈です。
自分の楽しさより先ずマナー優先が必要だと感じています。ハイカーもランナーもお互いをリスペクト出来れば最高です。

登りの時間を3時間台目標に目指しましたが無理でした。やっぱり富士山は甘くなかったです。
まだまだ自分の理想の走力、脚力が足りなく実力不足を痛感です。心肺機能は少しは上がりましたので、理想の100マイルランナー目指して日々精進あるのみです!!

履いたシューズは『イノベイト/ロックライト245』です。
フォアフットの代表的なブランドとして、ビギナーからエキスパートまで展開しているシューズメーカーです。これにならって出来る限り意識しながら走りました。確かに衝撃が緩和され足元の一体感を感じられました。イノベイトが提案するナチュラルランの世界も面白いと思います。
※フォアフット…踵着地中心の考えから前足部中心の荷重に。衝撃を自然吸収し得たエネルギーで身体に推進力を活かるナチュラルランの志向・走法です。

フォトギャラリー

五合目にサロモンの限定ショプがOPENしていました。

走るまで寝袋で仮眠です。

走る前の腹ごしらえ。

今回の行動食。

月明かりがほんのり眩しい。

登りと下りを間違えると大変です。

登り矢印のある看板が目印。

区切りの3000メートル。

須走館で御来光がうっすら。

赤岩八合館。

富士は雲海が綺麗です。

この岩が見えてきたら山頂はもう少し。

鳥居をくぐれば御殿場ルートの区切りのゴールになります。

山頂の剣ヶ峰を目指します。

スケール感のある火口。

日本一高いところ。

下山は大砂走り。ずぶずぶと足を取られ砂のクッションのようです。

イノベイト。ナニュラルラン向けのシューズです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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