約束の地 飯豊連峰縦走 前篇

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投稿者
飯田 真仁
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日程
2014年08月19日 (火)~2014年08月22日 (金)
メンバー
単独
天候
初日 晴 2日目雨
コースタイム
初日 弥平四郎バス停(70分)弥平四郎登山口(100分)上ノ越(70分)疣岩山(30分)三国小屋(75分)切合小屋
2日目 切合小屋(120分)本山小屋(15分)飯豊山(75分)御西小屋(70分)大日岳(60分)御西小屋(150分)烏帽子岳(40分)梅花皮小屋
コース状況
•登山口から上ノ越までは急登の連続です。滑りやすい箇所もあり、注意が必要です。
•稜線上は直射日光が厳しく、日焼け対策、充分な水分の補給が必要です。
•三国小屋から切合小屋へは片側が切れ落ちた岩場があります。慎重に通過して下さい。
•御西小屋から烏帽子岳間のトラバース道に雪渓が残っており、凍っていたため注意。
難易度
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感想コメント

 まさか自分がここに来るとは!千葉出身の自分には縁がないと思っていた飯豊連峰を縦走して来ました!
 
 西会津町のオンデマンドバスにて弥平四郎の集落へ。バス停にて準備を整え出発です!
 林道を1時間ちょっとで登山口。上ノ越への急登は初っ端から心を折りにきます。きついのなんの!後で出会った方々は「上ノ越ルートはきつかったろう!」と口々に言っていました。尾根に出ると直射日光の洗礼が。つ、つらい!食料、寝具は持っているものの、テントは持って来ていないため、普通に考えれば荷物はいつもより軽いはず。ですが今回α米ではなく無洗米を炊こうと、1合150gを3日分、豪華なレトルトも持って来ていたので、結局テントを持っているのと同じくらいの重さになっていたのでした。
 水をがぶがぶ飲みつつ三国小屋到着。水が大分心細くなったのペットボトルの麦茶を1リットル購入。もうここに泊まってしまおうか、と心は揺れますが、小屋番さんの励ましにより予定通り切合小屋へ。
 種撒山がどこだったか分からないまま切合小屋到着。飯豊で唯一食事の出る小屋だけあって混雑していました。60人くらい泊まっていたのでは。
 夕飯は米を炊いて麻婆丼。自炊室にて同宿の方や、小屋の方に山の話をうかがいました。普段単独テント泊なのでこういった皆さんとの交流はとても新鮮でした。相手をして下さった皆さん、ありがとうございました。
 
小屋情報
三国小屋:ペットボトル麦茶¥500。水場至近。
切合小屋:素泊まり¥2,500、ビール350缶¥800。水は小屋前にどばどば出てました。トイレは簡易水洗。

 2日目、早めに起きだして自炊室でラーメンを補給した後、出発です。何しろ今日の行動時間は10時間を越える予定。予定を1時間ばかり繰り上げました。
 天気は雲は多いもの、時々青空が見えます。このまま持つ事を期待して本山を目指します。乳母権現に縦走の安全を祈願し御前坂にさしかかると雨がぽつぽつ、しだいに本降りに。慌ててレインウェアを着て、本山小屋へ逃げ込みます。小屋番の渡辺さんは気さくな方で、山の話をたくさんうかがいました。小林店長がよろしくと言っておりましたと伝言を伝え、梅花皮小屋まで行く事を話すと「この天気だしゆっくり行った方がいいよ。急ぐと昼前についちゃうから」とのこと。思い返すと飯豊の小屋番さん達はこんな風に登山者を励ましてくれる方が多かったですね。いい方ばかりでした。渡辺さん、お世話になりました!そしていよいよ本山へ。ガスの中でしたがとりあえずの本峰登頂ということで一安心。
 さて次に目指すは御西小屋、そして連峰最高峰の大日岳です。
 御西小屋へは終始なだらかな稜線。ガスのため展望はきかず、足下の花を見て歩きます。足下ばかり見て歩くといつの間にか御西小屋。水などをサブザックにつめ、大日岳を目指します。山と高原地図だと2時間かかる事になっていますが1時間強で到着。やはり空身だと早いようです。とにかく踏みたい頂上は踏んだし、後は縦走を楽しみたい所ですがガスで展望は全くききません。
「また来る楽しみが出来たね!秋は紅葉がいいからまたおいで!」
 と御西小屋の小屋番さん。飯豊の小屋番さんはどうもいい人を基準に選んでいるようです。
 烏帽子岳へは長いトラバース道。途中雪渓が凍っていたりしてビビりました。基本的にビビリです。烏帽子岳への最後の登り、これまでほぼ平坦な道を歩いて来ただけにきつく感じました。そして強まる風、ガスの中、梅花皮小屋が目の前に突然現れた時にはほっとしました。
 1階に御邪魔させていただきましたが、気さくな5人の方々のおかげで楽しい夜を過ごせました。ありがとうございました!
 夕食は炊いた米とカレー。昨日よりうまく炊けました。

小屋情報
本山小屋:水場はテント場の下。
御西小屋:水場、トイレなど確認せず。水場至近のようでした。
梅花皮小屋:素泊まり¥1,500 ビール売り切れ(私の泊まった翌日に荷揚げだそうです)焼酎200㎖¥500 水場は小屋から50m。どばどば出てました。

長くなりますので、後篇に続きます。

フォトギャラリー

弥平四郎の集落にて。廃校にバス停があります。

久しぶりの縦走です。

林道歩きはつらいです。

雰囲気のいい森です。

登山口からはいきなりの急登!こ、心が折れる…。

尾根上に出ると今度は直射日光が襲い掛かります。

三国小屋を振り返って。小屋番さん、お世話になりました。

切合小屋までちょっとした岩場があります。慎重に!

やっと着いた~。本日のお宿は切合小屋です。この日は団体さんが2組とこみ合っていました。

2日目の朝。う~ん、天気イマイチかな?

ガス晴れろ~。

姥権現様に安全祈願。

御秘所!難しくありませんが慎重に!

飯豊本山に登頂!雨風が強くなってきた。

ガスの中御西小屋到着。サブザックにて大日岳を目指します。

ガスの中の癒し。イイデリンドウちゃん。

飯豊連峰最高峰!

強風とガスの中、やっとの思いで到着。しかしビール売り切れ。

上手に炊けました!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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