福岡県 古処山(859.5m) 屏山(926.6m) ~特別天然記念物ツゲ原始林と忘れられた鍋~ ピストン登山

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2014年09月02日 (火)~
メンバー
福岡パルコ店 酒井
天候
曇り
コースタイム
古処山登山口駐車場(40分)五合目【古処山林道終点】(35分)水舟(10分)分岐(30分)屏山山頂(25分)分岐(30分)古処山(25分)水舟(30分)五合目【古処山林道終点】(30分)古処山登山口駐車場
コース状況
8月の雨の影響か駐車場から8合目辺りまでは全体的に荒れ気味だったように思う。通ることに問題はないが、前日の天気によっては影響がでるかもしれません。一部の道が川のような状態になっていていたり滑りやすい個所が多くなることが考えられます。ご注意を。
難易度
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感想コメント

起床と同時にカーテンを開け天気を確認。曇っている。晴天が良かったが8月を考えればそれは贅沢ってもの。これで十分。次いで「福岡県の山」を開き、まだぼやけている眼で幾つか候補を挙げる。その中に九州百名山である“古処山”があり、まだ行ったことがなかった。はい目的地決定。隣の“屏山”も一緒に登るルートを調べ、登山口へ向かった。

本覚寺を通過した所にある駐車場に止める。約40台の駐車が可能らしいが今日は数台だけ。早速、準備をして出発。最もメジャールートである九州自然歩道をひたすら登っていく。最初はコンクリート、石畳、登山道などなかなか面白い道だ。並行して川が流れていて、幾つかの橋を渡ったり渡渉をして登りきったところが“五合目(古処山林道終点)”。実際はここまで車で上がることができ、駐車場もそこそこ広い。

ここからそこそこの急勾配になる。モミジ谷コースの分岐を過ぎ、“七合目”“八合目”を越えていくとコース上唯一の水場である“水舟”に到着。“古処山”に直登もできるが、分岐を右にとり“ツゲの原生林”を通ることにした。説明によると、「古処山のツゲ原始林は国の天然記念物であり、推定樹齢千年以上のツゲはここ古処山だけ」とのこと。以前登った立花山のクスノキ原生林にしても、九州の山にはこういった樹木が多く残っていることは素晴らしいことであり、また魅力的だと思う。
縦走路と合流し、木の階段を登り、石灰岩のオブジェを堪能。アップダウンを繰り返し進むと、もう一つの目的地“屏山(926.6m)”山頂に着く。そんなに広い山頂ではなく、写真を撮り小休止した後に来た道を引き返した。

分岐まで戻り、“奥の院・大将隠”の道標に従って進むもいつの間にか山頂に向かっていて、気が付いたら“古処山(859.5m)”に着いてしまった。ありゃりゃ。
山頂には石祠が祀られていて、手を合わせてからちょっと遅めの昼食にした。ここでとんでもないミステイク。なぜか鍋がない!!そして鍋がないとお湯が作れない!!!そう!!!!だってお昼はカップラーメンだから!!!!!チーン。終了~。おにぎりだけ食べて撤収~。本当にゴメンナサイ。

皆さんも荷物のチェックは怠らないように気を付けましょう、ね。

コースとしては周遊して駐車場に戻ることもできるが、時間的な問題と空腹感及び嫁の機嫌状況から即座に下山と判断し、もと来た道で下る。

今回はピストンだったが、“屏山”からさらに“馬見山”へ繋げることができ“古処山”と合わせて三山縦走も可能なのだ。機会をつくりチャレンジしてみようと思う。ちゃんと鍋を持って。

フォトギャラリー

駐車場を出て林道からスタート

九州自然歩道を登る。ちょっと荒れ気味

石畳が川と化している 滑らないように注意

五合目 古処林道終点 車はここまで

もみじ谷コース分岐を過ぎたところ ここも荒れ気味

石段を登る この辺りは急勾配が続く ゆっくりと

水舟到着 ここが九合目 水は出ていないかな

国の特別天然記念物「ツゲの原始林」

分岐を右に進む木段が続く

石灰岩のオブジェ群 コケに覆われている 動き出しそうな不思議な感じ

スギ林を進む

標高926.6mの屏山山頂 展望はガスに覆われて何も見えなかった あまり広くない

屏山山頂に咲いていたコフウロ

古処山へ向かう登り

シギンカラマツ

古処山山頂 859.5m

山頂には石祠

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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