ふたりでザブザブ沢行脚 上山谷・猿子城山(大阪府 709m)編

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
渡部 嘉章
グランフロント大阪店 店舗詳細をみる
日程
2014年09月04日 (木)~
メンバー
北大路ビブレ 渡部
グランフロント大阪 江口
天候
曇時々雨
コースタイム
滝畑ダム新関屋橋>3分>上山谷入渓点>45分>2段の滝>55分>索道跡>10分>登山道合流点>30分>稜線出合>3分>猿子城山山頂>30分>ボテ峠>45分>滝畑ダム新関屋橋
コース状況
・駐車場から入渓点までが至近距離で、駐車場にはお手洗いもあり、便利です。(駐車料金¥1000)
・一部の書籍には、初級沢登りコースとありましたが、基本的な岩登りの技術と道具がなければ行き詰ってしまう可能性が高いので、ご注意ください。
・2段の滝が最も難易度が高いと思います。また、ここで、スズメバチの偵察(1匹)に遭い、相当怖かったです。ひょっとすると蜂の巣があるかも知れませんので、危険を感じたら迷わず撤退して下さい。
・今回は沢を詰め切らず、途中の谷を上がりました。詰めていくと滝があり、登山道も桧原越へ続いているようです。
・稜線からすぐに猿子城山山頂に着きました。このエリア山頂からボテ峠の沢側がマツタケ山になっておりますので、登山道を外さないようにして下さい。
・登山地図では破線になっておりますが、しっかりした分かり易い登山道でしたので、迷う事は無いと思います。但し、山頂からの下りはかなりの急坂ですので、歩行は慎重に!
難易度
Google Map

より大きな地図で 猿子城山 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

・今回のパートナーとは、鹿児島県の石氷川での沢登り以来、4年ぶりの同行だったので、非常に懐かしい話をしながらの楽しい遡行でした。
・今回のテーマは、「大阪から気軽に行ける沢探し」。調べてみて今回のコースを発見し、遡行してみました。
・一部の書籍には、「初級者向けのコース」とありましたが、ある程度経験のある方でも充分に楽しめまるコースだと思います。
・2段の滝では、残置が古く、少々気になりましたが、しっかりしていたのでそのまま使いましたが問題ありませんでした。(ただ、油断は禁物。毎回しっかり確認してください。)滝の落ち口にはハーケンが撃ち込まれているので、ロープを出せば本格的なシャワークライムにもチャレンジできます。
・沢の水は綺麗ですし、変化にも富み、最後は登山道と合流するので内包する危険も少なく、オススメしやすい沢です。
・稜線に出てからは、今回の猿子城山へのコースと、上山へのコースが選べます。どちらも滝畑ダムへと通じているので、楽です。
・今年は日照時間が少なく雨が多かった為、キノコの種類と数が多いそうですよ!見るのが非常に楽しかったです。

フォトギャラリー

「結構キビしい~!」。なかなか楽しい遡行コースが大阪にもありました!

スタートは滝畑ダム新関屋橋。左岸のキャンプ場から入渓します。

「石川」の本流をほんの少し上流に行った大岩の横が「上山谷」の入り口です。

最初の印象は、「ごつごつした感じの暗い沢」でした。あまりいいイメージはありませんでした。

小滝を次々にクリアして進みます。この小滝では、背の高い方は荷物がつっかえてイラっとするかも。

この滝は右岸のクラックか、(見えないけど)クラック手前の岩場を行きます。

良い感じの小滝が続き楽しい!水も相当綺麗でですし、ロケーションもなかなかのモノです!

今回最大の難所だった「2段の滝(仮称)」。この滝をみながら休憩してた時には「楽勝」と思っていたのに・・・。

「2段の滝(仮称)」の落ち口にはハーケンがあり、ロープがあればシャワークライミングにトライできます。

少し斜度が緩くなってきました。

と、思いきやまた小滝が続き、結構厳しそうな滝が出現!

最初はレイバックでクリアし最後は左岸をよじ登る感じで向けていきます。

索道跡に出合います。ここから「上山」に出るコースがありますが、今回はスルーして進みます。

しばらく進むと、右手側に道標を発見。直進で「桧原越」へ向かうようでしたが、時間と天候の状況から、右上する谷を詰めるコースを選択。

谷を詰め、支尾根に出、登って行くとほどなく登山道に出合い、右にコースを取り3分ほど登ると猿子城山山頂に到着です。

山頂から休憩するのに適した「ボテ峠」までは結構な急坂なので、足元には注意して下さい。ここは、滝畑ダムから槇野山へのコースの分岐点でもあります。

ボテ峠からは一気に遊歩道のような歩き易い登山道に変わります。今年は種類も量も豊富らしいキノコを鑑賞しながら、の~んびり下って行きます。

集落手前の道標です。ここから舗装道になり、滝畑ダムまであと少しです。

駐車場に到着。青空も見え満足の一日でした。お疲れ様でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

グランフロント大阪店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部