物語山（登山学校・実技編）

前日まで天気がやや心配でしたが、当日は太陽は見え隠れしつつも秋らしい空気の澄んだ紅葉登山日和。
土曜日でしたが一般登山者の方は地元の方が一名しかおらず、大人数でじっくりと地図読みをするのには最適な山でした。
今回は２パーティーに分かれての行動で、私は事前に机上講座にご参加いただいたお客様と共に小林ガイドチームに同行させていただきました。
各ポイントで地図読みの基本である整置を行いました。自分が今どこにいるのか、自分の目指す山はどの方角にあるのか、どの方角を歩いて進めばいいのかなどを地図に載っている記号と周辺の構造物などからヒントを集め、コンパスを駆使しながら歩きました。
お客様同士でも分からないところは協力し合いながら和気あいあいと楽しんでおられるようでした。中にはとても詳しいお客様がいらっしゃり、教えていただくことが多々あり、大変勉強になりました。有難うございました。
鞍部までの登りは急で、後半になると浮石が目立ちました。足を置くところが少しズレると「カラカラカ～」といたるところで落石音が…。ここでは地図読みは少し中断。こんなルートではどう歩けばいいか、小林ガイドからのアドバイスを聞きながら登ることに集中。下りの時に気付きましたがここが一番紅葉が綺麗でしたね！紅葉に見惚れて足元が注意不足にならないよう気をつけなければ…。

鞍部に到着すると少し休憩。ここは風が抜けるところなのでじっとしていると結構寒かったです。
この時期は止まるとすぐ寒くなるので、滞在時間は短めに。ソフトシェルなどの風をよけるウェアが重宝しますね。
ここまで来ればもう山頂はすぐそこ。山頂の西峰、東峰からの景色は想像以上に広大で綺麗でした。眺望もよく、妙義山の切り立った迫力ある岩稜帯や、遠方には浅間山も…。山頂は少々狭いので、下瀬ガイドチームと合流し、集合写真は鞍部で綺麗に染まった紅葉の木々と共にパシャリ。皆さん良い笑顔をされていました！

帰りは道の駅でお土産めぐり。ガイドさんお勧めのソフトクリームにはスタッフも含めたお客様の長蛇の列が！濃厚でおいしかったですね。

地元産の下仁田ネギは束売りされているのでお客様同士で分け合っている方もいらっしゃいました。バスの中がネギの香りに包まれて笑いも起こり、楽しかったですね。
皆さま、お疲れ様でした♪