屋久島 淀川登山口 宮之浦岳 高塚小屋

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投稿者
向山 富雄
日程
2014年11月10日 (月)~2014年11月11日 (火)
メンバー
単独
天候
雨 曇り 晴れ
コースタイム
11/10淀川登山口-60-淀川小屋
11/11淀川小屋-70-花之江河-60-黒味岳-150-宮之浦岳-80-永田岳-240-高塚小屋
コース状況
淀川小屋からは雨で、木道、梯子、岩、木の根が滑りやすいです。
登山道は大変整備されています。
森林限界に生息しているヤクザサは、根が強く滑って手を突くと怪我の危険があるためグローブがあるといいです。
防水対策、着替えなどは必ず用意してください。
難易度
Google Map
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感想コメント

屋久島の週間天気予報では曇りのち晴れの予定で期待しましたが、島に上陸したときはまさかの雨でした。さすが「月に35日雨が降る」と言われるだけあります。降水確率はほとんと当たらないとか、地元のタクシー運転手がおっしゃっていました。
翌朝も淀川小屋から雨の出発でした。雲の合間から一瞬でも眼下を眺められれば、と期待しましたが、黒味岳、宮之浦岳、永田岳、すべてガスにより、山頂からの景色や、山の全貌さえ見ることができませんでした。
この時期になると比較的天気は安定しているらしいですが、気温が暖かく、山頂付近は雨が降りやすい状況みたいです。
とはいえ、花之江河の湿原、色々な花崗岩の芸術は雨でも楽しめました。
屋久島は火山島ではなくプレートの隆起によりできた島で、山間部はすべて花崗岩の巨石でできたようです。島は雨が多く、花崗岩の浸食により大きな花崗岩が残り、山間部では、岩の芸術を作っているようです。岩の芸術は見ていて飽きませんね。
約1700メートルあたりから森林限界となり、天気が良ければ視界が開け、洋上のアルプスを眺めながら稜線を歩いているはずです。
 焼野三又路~永田岳はシャクナゲの宝庫で6月は大変綺麗なんだと感じました。ルートは陥没している箇所があり、クマザサではなくヤクザサさんの葉が狭い登山路を覆い完全に体を濡らされていただきました。根が固く手をつくと痛いです。
雨のため下りの岩場は、慎重にすべきですが、屋久島花崗岩は粒子が荒くざらざらしているとこもあり滑りそうで滑らない個所もありました。しかし、調子に乗ってるとズルッといきます。木道は当然滑りますので注意してください。 
高度が下がり、高塚小屋までは、再び森の中を歩きます、ヤクジカ、ヤクザルと何度も対面しました、大型動物は、シカ、サルくらいなので、偶然出くわし、何度か脅かされましたがあわてる必要はないです。ただしマムシはいるみたいなので注意してください。
本日の宿は新しくなった高塚小屋です。とびらが重たい・・・女子は開閉が大変ではないでしょうか。でも中はとても綺麗でした!

フォトギャラリー

淀川登山口でいきなりヤクジカの歓迎がありました。

淀川(ヨドガワ)小屋です。登山口はヨドゴウです。

日本で最南端にある高層湿原です。

霧で神秘的です。

黒味岳に登ります。

もうすぐ山頂です。

何も見えません!

投石平です。見えません。

投石岩屋です。本当にでかい岩でした。

くりお岳です。面白い岩ですね。

宮之浦山頂です。九州最高峰です。

永田岳に行くみちです。笹が密集してます。

シャクナゲの門ですね。車の洗車機みたいに全身洗われました。

永田岳山頂です。

永田岳から見下ろしてます。

屋久杉の根で登山道に落ちない岩です。直径2メートルくらいありました。

ヤクザル発見。

第2展望台から一瞬の晴れ間です。紅葉してますね。

新高塚小屋です。

NEW高塚小屋です。大変綺麗でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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