弓張山地縦走~浜松と豊橋の県境をを走る~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年12月09日 (火)~
メンバー
天候
快晴
コースタイム
新所原(40分)神石山(45分)大知波田峠(30分)本坂峠(5分)坊ヶ峰(70分)宇利峠(15分)雨生山(25分)金山(15分)瓶割峠(50分)富幕山(20分)風越峠(30分)尉ヶ峰(40分)西気賀駅
コース状況
・坊ヶ峰から中山峠に行く道は倒木も多く、道標も少ないため、道迷いに注意です。
・瓶割峠へ下る道はかなり急な斜面です。慎重に降りる必要があります。
・イノシシの痕跡多数です。昼は会う確率少ないですが、相当数いることが予想されます。
難易度
Google Map
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感想コメント

おそらく馴染みのない山地名だと思いますが、浜松と豊橋・新城の県境は弓張山地という尾根が続いており、赤石山脈の南端とされているそうです。今回は東海道線の新所原を起点に、天竜浜名湖線の西気賀駅をゴールとしました。

このルートに出てくる主な山と峠
神石山(324m)⇒多米峠(265m)⇒大知波田峠(360m)⇒本坂峠(335m)⇒坊ヶ峰(446m)⇒中山峠(402m)⇒平尾山(464m)⇒宇利峠(158m)⇒雨生山(313m)⇒金山(423m)⇒瓶割峠(235m)⇒富幕山(563m)⇒風越峠⇒尉ヶ峰(433m)

300~450mほどの稜線上を25kmほどあります(ロード含めたら30kmぐらい)。とにかくマイナーなコースで、ひとけがありません。そして、1日で歩き倒そうとする人も少なく、本来であれば分けて歩くところです。
そういうルートこそトレランの絶好の練習場所!Googleマップを見ながら「この尾根上走ったら面白いだろうな~」と見ていたのがようやく叶いました。

とにかく詳細に書いていたら本当に長くなってしまうので、心に残ったところだけレポートします。

新所原駅⇒神石山
駅から神石山の登山口である梅田親水公園までは平坦なロードを約2km走ります。その後、ゴールの西気賀駅まで95%以上トレイルです。
神石山に登る途中、仏岩という展望の開ける場所がありますが、快晴だったため、富士山や雪をかぶった南アルプスが見えました。やっぱ快晴は最高です!
神石山には一等三角点があり、弓張山地の中でも一番の人気の山でしょう。当日も山頂では10人ぐらいの人が休んでいました。浜名湖を見下ろす景色のよい山です。

神石山⇒大知波田峠
神石山を越えると一気にひとけがなくなります。いよいよ面白いトレイルとなります。
大知波田峠には約1000年前の寺院跡がありますが、何もないのでそのままスル~。

大知波田峠⇒宇利峠
このルートの核心部でしょう。とにかく
・人がいない
・閉鎖的なトレイルでつまらない
・起伏が激しくなり、道が荒れている
最高です。無心で走れます。そして、いつイノシシに出くわすかわからないこの高揚感。
と、言うものの、景色が開けるところもありますし、見どころもあります。
大知波田峠を通った後に出てくる富士見岩からは、再び富士山と南アルプスが見え、このルート一番の展望があります。
本坂峠の手前と、坊ヶ峰の山頂には突如として社が出てきます。
名もなきピークを3つぐらい越え、宇利峠へ下るトレイルは激下りです。低山だからといって舐めてはいけない下りです。

宇利峠⇒瓶割峠
この間に雨生山と金山というピークを過ぎます。雨生山へ登る時は、少々わかりにくく、一度林道に入ってしまいましたが、宇利峠の道路からすぐのところにボロボロのハシゴがかかっていて、そこが入口です。
雨生山へは激登りです。つかれている体には堪えます。雨生山からは走ってきた尾根がよくわかります。そして、雨生山から金山に行く稜線からは、浜名湖と新城方面がよく見渡せます。
展望のきかない金山に到着すると、宇利峠へ下ります。下りきって林道を右に行くと、採石場に出ますが、そこが宇利峠と金山・雨生山の登山口です(ちょっと焦ります)。

瓶割峠⇒西気賀駅
この間に富幕山と尉ヶ峰という2つのピークを越えます(先月レポートにもアップしている山です)。ここで携帯電話の電池が切れ、写真はおしまい。とにかく、体もきつくあまり覚えていません(笑)
ヘトヘトになりながら西気賀駅に着きましたが、電車待ち50分・・・体を冷やさないように着替えとライトダウン上下を背負って走ってきたのは正解でした。

長々と書きましたが、低山の縦走にしては小刻みにアップダウンがあり、たかが30km程度の標高差も少ない縦走でしたが、よいトレーニングになりました(自分の現状のレベルがよくわかりましたorz)。途中、メイワン店をご利用頂いてる登山者の方ともお話でき、うれしく思いました。

フォトギャラリー

こんな景色の場所が結構あります。

JR新所原駅から出発。

10分ぐらい走ると神石山が見えてくる。

梅田親水公園の奥に神石山登山口がある。

仏岩から富士山が見えた!

神石山山頂。登山客で賑わう。

名前のついた岩がところどころ出てきます。

富士見岩からの景色。文字通り富士山が見える。

大知波田峠の寺院跡。

三ヶ日方面。まだ富士山が見えてます。

本坂峠手前のピークに頭浅間という社が現れる。ここに厠がある。

本坂峠。

本坂峠からきつい登りを登りきると坊ヶ峰に到着。

踏み跡は明瞭ですが、道は荒れています。

平尾山。Googleなどの地図には載っていないピークです。

雨生山の登山口がある宇利峠。車止めの向こうの林道を進んではいけません。

雨生山の山頂。この手前の登りもキツい。

走ってきた稜線を振り返る。

新城方面。本宮山がよく見える。

瓶割峠にある採石場。ここが雨生・金山の入口です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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