磯間嶽~鹿児島を代表するアルペンルートへ!

投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年02月02日 (月)~2015年02月02日 (月)
メンバー
天候
☁くもり
コースタイム
渡瀬橋林道入口(10分)岩稜コース登山口(35分)オットセイ岩(30分)325mピーク(40分)中嶽(20分)ワン子岩(60分)磯間嶽山頂(20分)上津貫登山口
コース状況
 「半分以上が岩稜」です!!山と渓谷社の『新・分県登山ガイド』においても「県内で唯一のアルペン的な縦走コースである」と記載されています。

 最初に10分ほど林道を歩いたら「岩稜コース入口」の看板から登山道へ入ります。その名の通り、いきなりロープを頼りに登ります。その後も第1岩場、大坊主岩、小坊主岩、オットセイ岩と、まあ続くわ続くわ、アルプスもびっくりの岩の連続です。しかし、ここは標高300mほどの低山。オットセイ岩の右側を巻くとしばらく緊張感から解放される樹林帯の道が続きます。ところが、途中の中嶽前後を除いてまた岩場の連続となります。高度感はさほどないものの、緊張感を強いられるトラバースが続きます。第11岩場のやや長いトラバース、鹿通し岩の狭い岩の間を通過すると、山頂直下です。垂直に見える30mの鎖場を登り切れば大展望の広がる山頂!北東方面には桜島、南東方面には開聞岳、そして西には東シナ海が望めます。下りは懸垂下降をしました。ヘルメット、ハーネスをはじめとしたクライミングギアを持って行きたい(もちろん使用法を熟知し練習して)ものです。

 今回は車2台を使って、最初に上津貫登山口の駐車スペースに1台を停め、もう1台に乗り込み渡瀬橋方面の登山口へ移動しました。下山したのは上津貫登山口。磯間嶽山頂からわずか20分ほどで下山することが出来ました。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 以前より行きたかった「磯間嶽」!岩と言えば磯間嶽、アルプス縦走の練習と言えば磯間嶽。地元の登山者に愛されている名峰ですが、標高はわずか363m。しかし、この山はアルプスを何日も縦走した経験のある方にも満足できる刺激的なルートを抱えています。はじめて登った僕ですが、予想以上の刺激の連続でした。しかも眺望の素晴らしさにこれまた予想以上にシャッターを切ってしまい、時間を食いました。

 この山にはクライミングギアに加え、縦走対応のハードブーツ、木が少ない岩稜の連続のため風が強く身体が冷えるので対策にしっかりした防寒着、これらで望みたいですね。

フォトギャラリー

秋山さんの仁王立ち!見えるのは明るい未来か、それとも灰に眼がかすんでいるのか?

最初は林道を。いやぁー、磯間嶽って全然怖くないね♪

ええー?!いきなりこんな感じ。

大坊主岩。奇岩がお出迎え。

岩稜帯の連続に皆のテンションもUP↑↑!!

小坊主岩。ちょっと巻くのが怖い。

数少ない緊張感の緩む道。

磯間嶽越しに望む桜島。オオー、今日も噴いているね。

通過は一人ずつ。

中盤。来た岩場を振り返る。

南国特有の“緑”に見送られ…。

こんな登下降を繰り返す。

風車と開聞岳。これも鹿児島を象徴する山岳風景。

何度もトラバースも繰り返して。

ようやく山頂直下に。最後は30mの鎖が待っている。

さあ、気をつけて登ってこいよ。

そして東シナ海をバックに雄叫びをあげる。

下りは懸垂下降で。

赤ヘル秋山さん、模範的な懸垂下降でした。

廃道のような道を下って上津貫へ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部