残雪期の剣山

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年03月17日 (火)~2015年03月17日 (火)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
見ノ越登山口→64分→リフト西島駅→55分→大剣神社→29分→剣山→7分→剣山頂上ヒュッテ→15分→刀掛ノ松→8分→リフト西島駅→27分→見ノ越登山口
コース状況
【重要】リフト西島駅からは尾根ルートを行くこと!
特に大きな危険個所はありませんが、踏み跡が少なく、また目印となるテープもないので、道迷いに注意。

■国道438号線は第2ヘヤピンカーブから夜間通行止め(20:00~8:00) ※3月31日まで
 見ノ越の手前5kmのあたりより路面の凍結あり。
 氷のわだちが深く、走行にかなり注意しないといけません。
 ノーマルタイヤでは厳しいと思います。

■見ノ越の立体駐車場が使えます。
 トイレは使えません。
難易度
Google Map
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感想コメント

久しぶりの平日の休日。
前日に天気予報を見ると、日本列島は大きな高気圧に覆われ、ほとんどすべてのエリアで快晴の予報。
これはもう山に行くしかないでしょう!
東西南北すべての山が快晴なので、どこに行くか迷うような状態。とても贅沢な気分です。
赤岳か硫黄岳か、と思っていたのですが、日帰りで八ヶ岳まで行くのはさすがにしんどいので、四国の剣山にしました。

剣山は無雪期に何度か登ったことがあるのですが、積雪期に行くのは初めて。
以前からずっと雪が積もった白い稜線を見てみたいなぁと思っていました。

剣山は標高差も距離も少なく無雪期はハイキング気分なのですが、積雪期はかなりレベルが上がります。
まず、登山口まで行くのが大変。
通常は徳島道の美馬ICを下りてから山岳国道438号線のクネクネ道を1時間ぐらいで登山口の見ノ越に到着するのですが、今の季節は見ノ越の手前5kmほどの地点から路面の凍結が激しく、かなり冷や冷やしながら走らないといけません。
そんなわけで登山口まで行くまででかなり疲れます。

見ノ越からリフト西島駅まで夏道の登山道をほぼなぞる感じで。
通常、冬の剣山はこの西島駅から尾根ルートで山頂へ向かうのが一般的ということ。
この日は天気も良く、時間もあったので、あえて尾根ルートを行かず大剣神社を経由して登ってみることにしました。
が、これが結構キツイ。
トレースがなく、またルートを示すテープもなく、進む方向に悩みます。
さらに気温が上がってきて、雪がグサグサになってきて急な斜面の登りが特に大変。
それでも大剣神社の上部からは景色が良く、とても楽しめます。

山頂は真っ白な雪原です。
そして、山頂から次郎笈(じろうぎゅう)へ続く白い稜線がとても美しい!
登る前は次郎笈まで行こうと思っていましたが、この日は気温が高く、雪の状態が悪くかなり難儀しそうなので、やめました。
そんなわけで山頂でのんびりランチ。
暖かく、風もなく、のんびりできました。

下りは尾根ルートで。
尾根ルートはとても楽ちんです。
1時間強で見ノ越まで下山してきました。

積雪期の剣山ですが、距離と標高差の少なさから甘く見ていましたが、それは間違いでした。
踏み入る人が少ないためか、踏み跡が少なく、また目印のテープもないので、自分でルートファインディングする技術が必要となります。
今年はそろそろ雪解け。
来年は次郎笈(じろうぎゅう)まで行ってみようと思います。

フォトギャラリー

白い稜線!美しい!向こうの山は次郎笈(じろうぎゅう)

見ノ越の手前5kmほどの地点から3kmほどはこのように凍結でガチガチの路面です。ノーマルタイヤでは厳しいでしょう

見ノ越の登山口。雪がたっぷりです

剣神社から三嶺(みうね)がきれいに見えます

リフト西島駅までは夏道をほぼトレースします

苔も雪どけを待っています

リフト西島駅に到着

剣山から三嶺(みうね)に続く美しい稜線

大剣神社も雪がたっぷり

気持ち良い斜面です。スキーで滑ってみたい

頂上が見えてきました

木にも新芽が

山頂の小屋が見えてきました

頂上に着いた!広い雪原になっています

頂上です。1955m

次郎笈(じろうぎゅう)まで往復しようと思っていましたが、雪の状態が悪いのでやめました

三嶺に続く稜線。去年の秋にこの稜線を歩きました

下りは尾根ルートで。鳥居がほとんど埋まっています

尾根ルートは快適。冬はここを歩くべきです

尾根ルート。刀掛から山頂を見上げます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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