ミレーの新作ドライナミックアンダーを試しに高水三山へ
- 投稿者
-
中澤
ららぽーとTOKYO-BAY店
- 日程
- 2015年03月23日 (月)~2015年03月23日 (月)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 御岳駅ー(120分)ー岩茸石山ー(25分)ー高水山ー(50分)ー高源寺ー(30分)ー二俣尾駅
- コース状況
- 歩きやすい登山道だが登山口がややわかりにくい。御岳からだと駅を出てすぐ左に折れて慈恩寺の門を入って左。
- 難易度
感想コメント
ミレーの新製品ドライナミックアンダーウエアを試すために奥多摩に向かいました。
高水三山は新緑の季節に登って、小学生のにぎやかな遠足と重なったなあという記憶がある山です。かんたんなハイキング程度の山ですが、三山という目標物が3つありそれぞれ鉄塔、岩場、展望良しと特色があるので飽きずに楽しめます。
今回試したのはドライナミックショーツというレディスのボクサーショーツ。ポリプロピレンを嵩高く編み上げ、ストレッチ機能によりフィット感を実現したベースレイヤーです。
当日下山途中で雪がちらつくような寒さだったので、ややお尻が冷たく感じましたが、メッシュ部分が他メーカーに比べて大きく、また製品のほとんどがメッシュ地なので、かなり涼しいことは実感できました。夏は快適だと思います。
ただ、涼しいという点ではクーリング加工をしているクラフトのメッシュスーパーライトのほうがひんやりとした接触冷感が得られますし、汗の出戻りという点では、ファイントラックのスキンメッシュやミズノのドライベクターなども優れています。また着心地という点では天然素材のメリノウールの右に出るものはいないでしょう。
では、どこがおすすめポイントなのか?
それは、それぞれの長所を取り入れているバランスのよいアンダーだということです。いろいろ着比べたことのある方は御存知だと思いますが、アンダーウエアの機能は一長一短で、肌触りの好みや体型、体質にも大きく左右されます。
個人の感想ですので一概にどれがいいとはいえないのですが、商品スペックと着用感に基づいてわたしなりに感じたことを書きたいと思います。
前述のアイテムでいえば、スキンメッシュは薄くてドライ感がありますが、撥水加工を施している化繊なので肌触りがいいとは言い難く、長時間着ているとやや不快ですし、暑い季節は蒸れ感を感じます。ドライベクターはその点、除湿力が高くphコントロール機能で不快感は少ないのですが、生地がやや厚くつっぱる印象。メッシュスーパーライトはひんやりして涼しいですが、使用が暑い季節に限られるのと、ヨーロッパもの特有のすこしタイトなサイズ感で動きにくさを感じます(サイズを上げるとフィットしにくい)。メリノウールは肌触り、防臭、蒸れにくさや着心地は最高ですが、乾きが遅く発汗量が多いときのぐしゃっとした背中のかんじがやや不快なのと、暑くはないが涼しいともいえないので、本当に蒸し暑いところでは着ません。
ミレーのドライナミックメッシュは撥水加工は洗濯していくと効果が落ちるという考えから、ポリプロピレンを嵩高に編み上げて汗を肌に残さないという発想です。汗冷えは感じず、またメッシュが大きいので涼しいです。クーリング加工は施していないので通年使用可能です。このあたりまでなら化繊のアンダーウエアによくある機能ですが、このアンダーの一番の売りは着心地が抜群にいいことです。
ホールガーメント製法という一体成型なので脇の縫い目がなく、ストレッチも効いているのでやさしくフィットします。特にショーツはどのメーカーでもどうしても擦れたりしやすいのですが、ズレやつっぱりがまったくなく、ワコールのものに近いフィット感。締めつけがなく楽なかんじで足上げ時のストレスがないです。化繊でも着心地がよく、ワコールより涼しいものを探している方にはおすすめです。難点をあげるとすれば、メッシュ部分が大きくて広範囲にわたっているので、ビジュアル的に人には見せられない・・・というところです。鏡に写った自分の姿に笑ってしまいました。
これでタンクトップも試したかったのですが、カップ入りだとフィット感に個人差があるので今回はショーツにしました。次回はドライナミックパワードライシリーズを試してみたいと思います。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。