残雪の蝶ヶ岳
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年05月10日 (日)~2015年05月11日 (月)
- メンバー
- 天候
- 1日目 晴れ強風 2日目 快晴
- コースタイム
- 1日目
上高地(210分)横尾(270分)稜線の分岐(40分)蝶ヶ岳(テント泊)
2日目
蝶ヶ岳(50分)蝶槍(20分)稜線の分岐(130分)横尾(180分)上高地
- コース状況
- 「なんちゃって槍見台」の上から稜線直下まで雪有り。
北斜面の為雪が硬く、朝夕は凍結する。
念のためアイゼンの携行をお勧めします。
- 難易度
感想コメント
上高地は観光客で賑い、横尾は涸沢を目指す登山者で賑わっていました。
横尾までは長いアプローチですが、今回はニリンソウが沢山咲いていて綺麗でした。
涸沢に比べると蝶ヶ岳に登る登山者は少なく、日曜日でも数人しか出会いませんでした。
長い長い樹林の急登が続きますが、所々「槍見台」なるベンチが設置されていて、槍を見上げながら休息をとることが出来ます。
最後の「なんちゃって槍見台」というベンチを過ぎた辺りから本格的に残雪の急登に入ります。
アイゼン無しでも登れますが、北斜面の樹林帯なので雪が硬く、キックステップはかなりの重労働とタイムロス。
私は2時間ほどキックステップを続けた末に心が折れて、アイゼンを着けました。
稜線に出ると初日は身体が煽られる程の強風。
穂高方面に厚い雲の塊が見えました。
天候が崩れるかも知れないと思い、蝶槍は諦めてヒュッテへ直行しました。
蝶ヶ岳のテント場は稜線上、蝶ヶ岳山頂の真横にあり、風がまともに当たる場所なので、夜中テントは大揺れでした。
しかし風は強いものの天候は荒れず、夜には満点の星空と安曇野の夜景を眺める事が出来ました。
2日目は風も収まり快晴。
蝶ヶ岳山頂から日ノ出を見て、朝焼けに染まる槍穂高を眺め、蝶槍に寄ってから来た道を戻りました。
横尾と徳沢の間で猿軍団に遭遇、子猿の愛らしさに癒されました。
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。