侮れない?札幌近郊の沢・余市岳・白井川本流

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
小山田 隆博
日程
2015年07月17日 (金)~
メンバー
小山田 他2名
天候
晴れ
コースタイム
豊羽鉱山(3時間45分)960m三股(1時間45分)コル(1時間30分)余市岳(40分)1110m二股(3時間30分)610m二股 (30分)豊羽鉱山
コース状況
入渓や車両の駐車に際しては河川の護岸工事をしているので十分配慮し、迷惑をかけないようにしましょう。
610m二股まで右岸の林道跡をうまく使うと時間短縮になります。610mから750mぐらいまでが小規模な函や小滝が続き、面白くこの沢の核心部。いずれも中を突破できるがちょっとした泳ぎもあり飽きないところです。
中流域はかなり滑りやすくなっており、要注意。今年は雪解けが遅いため、630m付近に雪渓があった他、1000m位から部の沢筋はほとんど雪渓で埋まっていました。
 今回は1100m二股から行きは左股に入りコルから頂上を踏みましたが、ひどい藪こぎでした。ただし、コルからは薄い踏み跡が有りこれをつなぐと多少楽をできるようです。下りは右股を下降しましたが、こちらも同じくらい藪だらけです。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 今回も札幌近郊の沢巡りということで定山渓温泉の奥にかつて鉱山で栄えていた豊羽から余市岳に至る白井川本流を遡行降しました。最近、記録を見ないのであまり情報がなく以前から気になっていた沢ではありました。
 入渓後1時間ほどのゴーロ歩きの後は小さな滝や函が連続し小振りな綺麗な渓相を堪能しながら遡行できます。ただ、中盤からは非常に滑る沢底に本当に嫌になります。全員で何回転んだか・・・。
 上部から現東部にかけては分厚い雪渓が残っており、7月とは思えない様相でした。6月の低温が響いているのでしょう。沢筋が消えたあとの笹薮はこれまた一級品。時間ギリギリで頂上には立ちましたが、下山にも時間が掛かり、車についたのは午後7時近くとなりました。
ロープを使うところは登り下りで1、2回程で、困難さはありませんが、行程の長さと滑りやすさ藪の濃さはなかなか侮れません。

フォトギャラリー

沢日和!綺麗な釜に小滝。序盤の渓相は見事でした。

入渓地点は工事中です。

しばらくは平凡な河原

ワンポイントで泳ぐことも。

600m付近で早くも雪渓。

しばらくは明るい渓相に小滝連続。

840m二股は共に滝となって出合います

岩も大きくなり、渓相もちょっと変化します

だんだん滑るようになります

右岸左岸とも崩壊が激しい地帯も

この簾滝もヌルヌル。下りはラッペルをしました

ほとんどの滝は巻かずに直登出来ます。

天気が良いので気持ちよく登れました

再び雪渓が・・・。

延々と上部まで雪渓

ようやくコルに小樽方面を見ると海が!

ハイマツと笹藪をひたすら漕ぐ・・・。

疲れた~と頂上。羊蹄山はちょっとガスの中でした

下りも楽しめましたが、ちょっと長いです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部