中央アルプスの秘境・三ノ沢岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年07月21日 (火)~2015年07月21日 (火)
メンバー
天候
晴れ後曇り
コースタイム
千畳敷→35分→極楽平→9分→サギダルの頭→113分→三ノ沢岳→108分→サギダルの頭→6分→極楽平→25分→千畳敷→29分<千畳敷散策>
コース状況
■千畳敷~極楽平
緩やかな登り。花がとてもきれいです。
危険個所はありませんが、足場が不安定なので、特に下りで足をくじかないように。

■極楽平~三ノ沢岳
三ノ沢岳へ続く稜線は足場が悪いところがあったり、急な登り下りの岩場あり。
花崗岩の一枚岩をトラバースする個所もあり、雨の日は滑りやすいので注意が必要です。
また、ハイマツが力強く、かなり抵抗になり疲れます。
薄い生地のズボンは破れてしまうかもしれません。
頂上直下のお花畑はとてもきれいです。
チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、コイワカガミなど

<アクセス>
菅ノ台バスセンターに大きな駐車場 1日600円
菅ノ台→<バス:30分>→しらび平→<ロープウェイ:7分30分>→千畳敷
※往復:3900円

▼2015年の運行カレンダー
http://www.chuo-alps.com/wp-content/uploads/2015/06/timetable_2015_0407.pdf
難易度
Google Map
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感想コメント

三ノ沢岳(さんのさわだけ)はご存知ですか?
かなり山を登っている人でも、その存在を知っている人は少ないと思います。

中央アルプスの木曽駒ヶ岳、宝剣岳の近くにあります。
木曽駒ヶ岳から南のほうに見えるピラミッドのような端正な三角形の山頂のお山が三ノ沢岳です。
数年前から気になっていて、いつか登りに行こうと思っていました。

しばらく連勤が続いていて、久しぶりに2連休が出来たので、八ヶ岳テント泊を計画していましたが、連勤の疲れが体にでたのか出発する気力が出ず、代わりに日帰りで中央アルプス・三ノ沢岳を目指すことにしました。

夏シーズンの平日の菅の台バスセンターの始発は6:15。
5時15分ごろ菅の台に着きましたが、すでに20人ぐらいが並んでいる!
バスが出発するころには200人ほどに。
平日とはいえ、夏の木曽駒の人気はとても高いですね。

千畳敷から極楽平へ向かって登ります。
たくさんの花が咲いていて登りながら、目を楽しませてくれます。

稜線から眺める三ノ沢岳はとてもカッコいい!
頂上はすぐ近くに見えるのですが、大きく下って登り返す道も見えます。
往復3時間強。気合を入れて行く必要があります。

三ノ沢岳へ至る稜線は、足場が悪いところがあったり、急な岩場があったりしてなかなか疲れます。
近くに見えた山頂がとても遠いです。
最後の登りを登ると、そこには花畑が広がっています。
チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、コイワカガミなどが色とりどり。
訪れる人も少なく、まさに中央アルプスの秘境だと感じました。
木曽駒ヶ岳や宝剣岳をいつもと違う角度から眺めるのもとても楽しいです。

フォトギャラリー

三ノ沢岳は中央アルプスの秘境ですね。訪れる人も少ないです

2ヶ月ぶりの千畳敷。すっかり雪が融けて夏山モードです。緑が眩しい!

千畳敷から南アルプス。富士山の頭も見えます

千畳敷から極楽平へ。お花畑を登ります。お花畑を登ります。とても快適

極楽平から三ノ沢岳を眺めます

三ノ沢岳。ピラミッドのように三角形です

三ノ沢岳への分岐点から宝剣岳。岩の鎧を着ているようです

檜尾岳、空木岳へ続く稜線。ここも歩きたい

アップダウンが繰り返されます

ちょっと怖いところもあります

これが最後の登り

三ノ沢岳の直下にお花畑があります

三ノ沢岳山頂。2,847m

チングルマがたくさん

ここのコイワカガミはピンク色が濃いですね

黄色の大きなお花、シナノキンバイが存在感を出しています

アオノツガザクラ

ヨツバシオガマ

ハクサンイチゲ

千畳敷にはクロユリが咲いていました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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