岩・鎖の妙! 妙義山 表妙義縦走

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年04月17日 (金)~2015年04月17日 (金)
メンバー
天候
コースタイム
妙義神社(10分)白雲山登山口(70分)鎖2段15m(20分)7m外傾鎖(20分)見晴(55分)大のぞき(85分)タルワキ沢のコル(20分)相馬岳(表妙義最高峰)(15分)タルワキ沢のコル(45分)タルワキ沢出合(50分)中間道登山口 
コース状況
※中間道以外は一般道ではありません。ハイキングではありません。

■大の字手前からタルワキ沢までは危険箇所のオンパレードです。この区間では山と高原地図には危険個所5ヶ所、富岡市の妙義山登山まっぷには3ヶ所の表記がありますが、実際は取り返しがつかない事故が起こりうる危険箇所だらけです。腕の力が尽きると落下する箇所もあります。行かれる方はウィキペディアの「表妙義縦走路の危険」の項なども参考にして相応の覚悟と準備をして行かれて下さい。
■危険個所以外の登山道は踏み跡があります。稜線上は一部入り組んで分かりにくい所がありますが、しっかり道を読めば迷いません。
■中間道(関東ふれあいの道)は遊歩道レベルでしっかり整備してあります。
難易度
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感想コメント

谷川岳から静岡への帰路にも沢山の名峰があり、もう一座を選びあぐねていた所でふと思い立ったのが妙義山。前日の残雪の登山から鎖や岩を攀じ登る登山へとバリエーションに富むこともあって即決でした。

静岡在住だと「赤木山、榛名山、妙義山で上毛三山」とは言っても親しみがありませんでしたが、荒船山など群馬県には個性がある山が多い印象を受けつつ、いざ妙義山の麓へ!

登山地図を見れば至る所に危険マークだらけなので気を引き締めてかかります。
「日本一危険な登山道で通過の難しさは北アルプスの大キレットや剱岳の比ではない」と表現されるだけはあってただならぬ雰囲気を感じる山容です。
天気予報では午後から雨の予報だったので目標はまず相馬岳からタルワキ沢へのエスケープを予定します。

奥の院そばの鎖2段15mと7m外傾鎖で先ずは小手調べ。
中間部の見晴岩あたりまでくれば展望が一気に開けます。
個人的には見晴からのビビリ岩辺りが一番の核心部でした。
このタイミングでたまに雨がパラつき出し後半の行程に不安がありましたが、幸い岩がしっかり濡れるほどは降らずそのまま登山続行!
100m程切れ落ちているナイフリッジなども通過しつつ全体的に細い登山道を辿ります。
見晴から大のぞきまでは鎖を使いながらV字状に登り降りする箇所もあります。
天狗岩から相馬岳の稜線上は一部登山道が分かりにくい箇所があるので不安であれば地形図で確認を。
タルワキ沢手前の30mの鎖場では、時々パラついていた雨で鎖と岩に若干湿り気がありましたが焦らずに下降。ここまで来ればタルワキ沢のコルを越えて相馬岳まで特に危険個所はありません。
タルワキ沢のコルからの下山は少し斜度があり、途中に鎖場もありますので決して気は抜かずに下山しましょう。

タルワキ沢のコルから突き当たる中間道(関東ふれあいの道)は歩いていてとても楽しいハイキング道です。今回は一部しか通りませんでしたが、数々の奇岩や滝、そして迫力の白雲山や金洞山を眺めながら歩けます。特に秋の紅葉の時期は妙義神社とセットで見どころだらけの登山道になりそうです。

下山後は道の駅駐車場から車ですぐの妙義ふれあいプラザ『もみじの湯』をオススメします。露天風呂からは表妙義の歩いた稜線と富岡市が一望出来ますよ♪ 引き締めた気持ちがお湯でほぐされる心地でした。

フォトギャラリー

うーん かっこいいけど威圧感ありますね…

まずは妙義神社へ突入!!

立派です 登山前にインパクトを受けます

ハードな登山前に、境内に差し込んだ朝日に癒されて…

さあ、気合を入れます!!

試しの鎖

引き返せと言わんばかりに度々警告があります

奥ノ院横の鎖 ここから核心部の連続

見晴過ぎてからの鎖ですが、

上から見るとこんな感じ 怖いです…

一旦登り切ると落ち着いて裏妙義の絶景を楽しめます ふぅ~

再び進みだせば気は抜けません!

続いてナイフリッジ 上からロープが垂れているのが分かりますでしょうか?

7m程の下り 

歩いてきた稜線です

今回のハイライト 滑り台状30mの下りです

タルワキ沢のコル到着 手のひらヒリヒリしてます

今回はここまで!

妙義神社に戻りました 無事に戻れてよかった~ 

桜の花も綺麗でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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